愛知県がんセンターが ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染が、膵臓がんのリスクも高める可能性があるとの研究結果を発表した、と今週、日経新聞が報じています。ピロリ菌は放置すると胃がんの発症リスクを高めることは知られていましたが、膵臓がんも?!かくいう私もピロリ菌保有者でしたが数年前に駆除しています。

症状が出ない方もいるそうですが、私の場合、幼少期から胃が弱く胃薬が手放せませんでした。父が若いころ胃の半分を切除する大手術をしており、胃が弱いのは遺伝だと思い込んでおり、食べ過ぎ飲み過ぎ後の胃痛は当然のことと受け入れてきたのですが、数年前、あまりの痛さで眠れなくなってしまい、これはただの胃潰瘍ではなさそうだ、ということで病院に駆け込んだところ胃カメラ検査でようやくピロリ菌が発見されたのです。おなかと背中に穴が開いて貫通してしまったんじゃないか、というような激しい痛みでした。

ただ、最初からピロリ菌ですね、とは診断されず。クリニックを数ヶ所回ったのですが、胃潰瘍、胃腸炎との診断で痛み止め胃薬を処方されただけでした。そんなに痛むなら、ひょっとしたら犯人は石ではないか?と胆石経験者からのアドバイスを受けて、胆のうの検査もしましたが結果はシロでした。有名女優が胆のうがんで亡くなったこともあり、ああ、私も胆のうが悪くなっているのか、と覚悟して検査してもらったので拍子抜け。石はひとつもないことが判明したのは収穫ではありました(笑)

ひょっとすると胃カメラ検査設備のないところではピロリ菌感染を疑うことが少ないのかもしれません。私の場合、眠れなくなったのでいよいよ胃カメラ検査のできる病院を紹介してもらってようやく胃痛の原因がピロリ菌だと判明したわけですが、判明するまでかなり時間がかかりました。その間、胃痛は続き寝不足も続いたことを記憶しています。しかし判明してしまえば駆除は簡単で、抗生物質を1週間ほど服用することであっけなくピロリ菌は消滅しました。こんなに簡単な治療で済むならもっとはやく治療すればよかったのですが、遺伝だと思い込んでいた自分のせいでもありますね。

日本人の3~5割、特に高齢者にピロリ菌保有者が多くいるとの推計もあります。胃痛が常態化している方は早めに胃カメラ検査のあるクリニックに行くことをお勧めします。