東京市場まとめ

1.概況

日経平均は545円高の64,681円で続伸して取引を開始しました。ただ、寄付き後には横ばい圏での推移が続き、10時51分に267円高の64,403円でこの日の安値をつけました。その後、引けにかけてやや上昇するも前引けは525円高の64,662円となりました。

後場に入り、上昇幅を拡大し12時49分には1,300円高の65,436円でこの日の高値をつけました。以降はやや上昇幅を縮小するも最終的に882円高の65,018円で取引を終えました。

TOPIXは3ポイント安の4,091ポイントで反落、新興市場では東証グロース250指数が19ポイント高の808ポイントで続伸しました。

2.個別銘柄等

サンマルクホールディングス(3395)は2,4%高の2,535円をつけ大幅反発しました。17日、うどん店「つるとんたん」事業をケー・エキスプレスから128億円で買収することを発表しました。インバウンド(訪日客)需要や海外展開の本格化を見据え、和食の専門業態を強化する一環としています。

ソフトバンクグループ(9984)は1.1%高の6,315円をつけ続伸しました。傘下の英半導体設計のアーム・ホールディングス[ARM]の株価が17日の市場で8.6%高となったことでSBGのファンドの運用収益が改善するとの期待から買いが集まりました。アームをめぐっては、16日にハースCEOが自社開発するAI向けCPU(中央演算処理装置)の売上高目標目安の20億ドルの達成に確信を持っている旨の発言をしたことも材料視されました。

BuySell Technologies(7685)は5.4%高の3,070円をつけ続伸しました。17日、リユース品買い取り店を運営する同業のHKSビクトリージャパン(鹿児島市)の買収を発表しました。九州地方の店舗拡大が狙いとなっており、業績拡大の期待感から買いが集まっています。また、17日に8月の出張訪問買い取りでの仕入れ高を発表し、前年同月比の61%像の16億円としており、伸び率は7月の34%を大きく上回り業績拡大が期待されます。

平田機工(6258)は5.7%高の3,790円をつけ続伸しました。17日に日系大手証券が目標株価を3,510円から4,880円に引き上げたことが材料視されたようです。米インテル[INTC]向けの後工程関連製品の利益貢献や台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング[TSM]向けの競合他社の生産能力ひっ迫によるシェア拡大などが業績に寄与する可能性が織り込まれています。

九州フィナンシャルグループ(7180)は3.3%高の1,678円をつけ続伸し上場来高値を更新しました。17日に日系大手証券が投資判断を3段階で真ん中の中立から最上位のアウトパフォームに変更し、目標株価も1,300円から1,900円に引き上げたことが材料視されました。

VIEW POINT: 明日への視点

日経平均は882円高で続伸となりました。前日の米国市場の好調な流れを引き継ぎ、日本市場も上昇しました。そして、前場の引け後に日銀金融政策決定会合の結果が公表されましたが、市場の予想通りの利上げが決定しました。本日夕方には植田日銀総裁の会見が予定されており、そこで今後の利上げやインフレへの認識がどのように語られるか注目されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)