【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 50,644.28 △182.60 (5/27)
NASDAQ: 26,674.74 △18.55 (5/27)
1.概況
米国市場は3指数とも上昇し、いずれも最高値を更新しました。ホルムズ海峡の早期正常化を目指す報道がなされたものの、トランプ米大統領は「満足していない」と述べたことで引き続き今後の進展が期待されます。
ダウ平均は25ドル高の50,487ドルで取引を開始し、寄付きでこの日の安値をつけました。その後、上昇を続け日本時間23時31分に368ドル高の50,830ドルでこの日の高値をつけました。以降は伸び悩み182ドル高の50,644ドルで取引を終え、最高値を更新しました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は18ポイント高の26,674ポイント、S&P500株価指数は1ポイント高の7,520ポイントでいずれも5日続伸し最高値を更新しました。小型株で構成されるラッセル2000は1ポイント未満の下落となる2,919ポイントで反落しました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち5業種が上昇しました。一般消費財・サービスが1.9%高となりました。生活必需品が1.0%高で続き、コミュニケーション・サービスが0.7%高となりました。一方で、エネルギーは1.5%安、金融が0.8%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中20銘柄が上昇しました。プロクター・アンド・ギャンブル[PG]が3.2%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。アマゾン・ドットコム[AMZN]、ボーイング[BA]がともに2.5%高で続きました。一方で、10銘柄が下落し、ジェイミー・ダイモンCEOが今後数年間で最大200億ドルほどを買収に投じる可能性などに言及したジェイピー・モルガン・チェース[JPM]が2.4%安、トラベラーズ・カンパニーズ[TRV]が1.6%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、サイバーセキュリティのゼットスケーラー[ZS]は前日に通期の業績見通しを引き上げたものの、市場予想には届かず31.5%安と急落しました。
5.為替・金利等
長期金利は前日と同じく4.48%となりました。28日朝のドル円は159円台半ばで推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国市場は主要3指数揃って上昇し、最高値を更新しました。ホルムズ海峡の通航を1ヶ月以内に軍事衝突前の水準まで回復させる旨の報道がなされたことで原油先物価格が下落し、中東の和平への期待が高まりました。一方で、トランプ大統領は戦争終結に向けた交渉について「満足していない」と述べており、引き続き今後の動向が注目されます。夜間の日経平均先物は230円高の65,250円で取引を終えており、本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
