【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 50,063.46 △370.26 (5/14)
NASDAQ: 26,635.22 △232.88 (5/14)
1.概況
米国市場は3指数揃って上昇しました。米中首脳会談では波乱がなかったほか、小売売上高も市場予想を上回り消費の底型さをあらためて示したことから半導体関連株にも買いが入り、株価を押し上げました。
ダウ平均は150ドル高の49,843ドルで取引を開始しました。寄付きがこの日の最安値となり、その後は上昇を続け日本時間1時6分に507ドル高の50,200ドルでこの日の高値をつけました。以降は伸び悩む展開となったものの370ドル高の50,063ドルで取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は232ポイント高の26,635ポイント、S&P500株価指数は56ポイント高の7,501ポイントでいずれも続伸し最高値を更新しました。小型株で構成されるラッセル2000は19ポイント高の2,863ポイントで続伸となりました。
2.経済指標等
米国の4月の小売売上高が発表され、前月比が市場予想0.4%増に対し、0.5%増となりました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇しました。情報技術が1.9%高となりました。エネルギーが0.8%高、公益事業が0.6%高となりました。一方で、素材が0.8%安、不動産が0.6%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中18銘柄が上昇しました。前日の取引終了後に市場予想を上回る決算を発表したシスコシステムズ[CSCO]が13.4%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。エヌビディア[NVDA]が4.4%高で続き、キャタピラー[CAT]が2.0%高となりました。一方で、12銘柄が下落し、ボーイング[BA]が4.7%安、スリーエム[MMM]が1.4%安となりました。また、アップル[AAPL]はAI開発新興企業であるOpenAIとの関係に亀裂が生まれ法的措置をとる可能性が報じられ0.2%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、AI向け半導体の新興企業であるセレブラス・システムズ[CBRS]がナスダックに上場し、IPO価格185ドルを大幅に上回る311ドルで初日の取引を終えました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.01%高い4.48%となりました。15日朝のドル円は158円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国主要3指数は揃って上昇しました。米中首脳会談が波乱なく終了し、半導体株に買いが集まったことでナスダック総合株価指数やS&P500株価指数がそれぞれ最高値を更新しました。夜間の日経平均先物は380円高の63,100円で取引を終えており、本日の日本市場も買いが優勢でのスタートが見込まれます。
個別株では、楽天グループ(4755)は14日、2026年1-3月期決算を発表し、同期の営業損益が携帯キャリアサービス本格参入後初となる7年ぶりの黒字となったことを発表しました。最終損益は186億円の赤字だったものの、前年から赤字幅を7割縮小させたことで物色されることが予想されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
