【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 46,504.67  ▼61.07 (4/2)
NASDAQ: 21,879.18  △38.24 (4/2)

1.概況

米国市場は高安まちまちとなりました。前日のトランプ米大統領の演説を受け、序盤は中東での軍事衝突激化懸念から売りが優勢となったものの、イランとオマーンがホルムズ海峡を巡る協定案を策定しているとの報道により、下げ幅を縮小する展開となりました。

ダウ平均は96ドル安の46,469ドルで取引を開始しました。売り優勢で推移し、日本時間22時44分には668ドル安の45,897ドルまで下げ、この日の安値をつけました。その後は下げ渋り、一時は上昇に転じました。中盤以降は小幅安圏で推移し、最終的に61ドル安の46,504ドルで4営業日ぶりに反発しました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は38ポイント高の21,879ポイント、S&P500株価指数は7ポイント高の6,852ポイントで揃って3日続伸となりました。小型株で構成されるラッセル2000も17ポイント高の2,530ポイントで同じく3日続伸となりました。

2.経済指標等

新規失業保険申請件数は202千件と、市場予想(212千件)を下回りました。また、2月の米貿易収支は573億ドルの赤字となり、赤字幅は前月より拡大しました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇しました。不動産が1.5%高でセクターの上昇率トップとなりました。情報技術と生活必需品が0.7%高、公益事業が0.6%高となりました。一方で、一般消費財・サービスが1.5%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中18銘柄が上昇しました。アイビーエム[IBM]が2.1%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。シスコシステムズ[CSCO]が2.0%高で続き、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]とトラベラーズ・カンパニーズ[TRV]が1.2%高となりました。一方で12銘柄が下落となり、ホームデポ[HD]とシャーウィンウィリアムズ[SHW]が2.4%安となりました。キャタピラー[CAT]が1.8%安、アムジェン[AMGN]が1.5%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、テスラ[TSLA]が5.4%安となりました。第1四半期の販売台数が市場予想を下回ったことが売り材料視されました。プライベートクレジットのブルー・アウル・キャピタル[OWL]は同社が運営する非上場の事業開発会社で第1四半期に償還請求が40%以上増加したと伝わり、1.6%安となりました。またイラン情勢の長期化懸念から、コスト増が見込まれるセクターに売りが出て、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス[UAL]が3.0%安、クルーズ事業のカーニバル[CCL]が3.5%安となりました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比0.02%低い4.30%となりました。3日朝のドル円は159円台半ばで推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

ナスダック総合株価指数やハイテクセクターが持ち直して推移したことで、本日の日本市場は反発してのスタートが見込まれます。夜間の日経平均先物は1.6%高の53,250円と53,000円台まで値を戻したことも支えになると考えられます。一方で、本日はグッドフライデーの祝日のため、米国・欧州・香港などの株式市場が休場となり、夜間には3月の米雇用統計が発表されることもあって、後場は様子見ムードの展開となる可能性があるでしょう。個別銘柄では、西松屋チェーン(7545)が市場予想を上回る今期の業績見通しを発表したことなどから物色されそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)