東京市場まとめ

1.概況

日経平均は267円高の59,407円と反発して寄付きました。前日の米国市場における半導体株高や、イスラエルとレバノンの停戦が3週間延長されると伝わったことなどから、買いが優勢で推移しました。朝方以降は伸び悩み、前引けは203円高の59,343円となりました。

後場は再び上昇基調で推移し、15時4分に623円高の59,763円で、この日の高値をつけました。その後も高値圏で推移した日経平均は最終的に575円高の59,716円で最高値を更新して取引を終えました。

TOPIXは1ポイント未満の小幅反発で3,716ポイント、新興市場では東証グロース250指数が9ポイント安の768ポイントで大引けとなりました。

2.個別銘柄等

イビデン(4062)は一時15.2%高の12,830円をつけ、株式分割考慮後の上場来高値を更新しました。23日、同社の主要顧客である米インテル[INTC]が市場予想を上回る決算を発表したことで、時間外取引で上昇しました。これを受けて、同社の今後の業績拡大期待から買いが入りました。

キヤノン(7751)は7.9%安の4,024円をつけ、4日続落となりました。23日、2026年12月期(今期)の当期純利益が前期比で微増の3330億円を見込むと発表しました。従来予想の3410億円から下方修正となったことに加え、市場予想を下回るガイダンスが売りを呼びました。

シマノ(7309)は4.0%高の16,620円をつけ、3営業日ぶりに反発しました。23日、2026年1-6月期の純利益が従来予想(220億円)を超える240億円を見込むと発表しました。足元では、中国での在庫調整などが重荷となり下落基調にあった中で、業績の上方修正を評価した見直し買いが入りました。

ヤクルト本社(2267)は5.6%高の2,768.5円をつけ、続伸しました。6月に開く株主総会で、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツが、同社に対し株主提案権を行使すると伝わり、これを材料視した買いが入りました。

B-R サーティワン アイスクリーム(2268)は1.1%安の4,055円をつけ、反落しました。23日、2026年12月期の第1四半期決算にて、営業利益が前年同期比4%減の4億300万円であったと発表しました。株価はこのところ堅調な推移となっており、決算を受けて、利益確定の売りが出ました。

VIEW POINT: 明日への視点

日経平均は575円高で反発、史上最高値を更新して取引を終えました。来週は、29日(水)が祝日のため、変則的なスケジュールとなる中で日米の中銀会合が注目されます。ともに、政策金利は据え置きが見込まれているなかで、中東情勢をうけた経済・物価の見通しに修正があるかが重要ポイントとなるでしょう。また、27日には国内で、アドバンテスト(6857)や日立製作所(6501)を始めとする主要銘柄の決算発表が予定されています。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)