【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,174.50  △370.44 (2/24)
NASDAQ: 22,863.68  △236.41 (2/24)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って反発となりました。23日の米国市場は、トランプ米政権における関税政策の不確実性や、人工知能(AI)が既存事業のビジネスモデルを脅かすといった懸念から売りが優勢でしたが、24日は自律反発もあり堅調な推移となりました。

ダウ平均は小幅高でスタートしました。寄付きから堅調な推移で早々に節目の49,000ドルまで上げ幅を拡大しました。中盤には49,295ドルのこの日の高値をつけました。幅広い銘柄に買いが入ったダウ平均は、その後も底堅い値動きで、最終的に370ドル高の49,174ドルで反発となりました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は236ポイント高の22,863ポイント、S&P500株価指数は52ポイント高の6,890ポイントでともに反発となりました。

2.経済指標等

2月の米コンファレンスボード消費者信頼感指数は91.2と市場予想(88.0)を大きく上回りました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち9業種が上昇しました。一般消費財・サービスが1.6%高でセクターの上昇率トップとなりました。また、資本財・サービスと情報技術が1.2%高、公益事業が1.1%高となりました。一方でヘルスケアとエネルギーの2業種が1%未満の下落となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中26銘柄が上昇しました。前日に大きく下落していたセールスフォース[CRM]が4.1%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。同じくアイビーエム[IBM]も2.7%高で反発したほか、アップル[AAPL]が2.2%高、ホームデポ[HD]が2.0%高となりました。一方で4銘柄が下落し、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が3.0%安と構成銘柄中では独歩安となりました。そのほか、マクドナルド[MCD]など計3銘柄が1%未満の下落率となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]がメタ・プラットフォームズ[META]と複数年にわたる契約を締結したと伝わり、8.8%高となりました。電子試験装置メーカーのキーサイト・テクノロジーズ[KEYS]は第1四半期の決算が売上高・利益ともに市場予想を上回ったことが好感され、23.1%高と大幅高となりました。エネルギー生産のコンステレーション・エナジー[CEG]が市場予想を上回る売上高と調整後利益を発表し、6.4%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比横ばいの4.03%となりました。25日朝のドル円は155円台後半で推移しています。24日16時ごろに高市総理が次回利上げに消極的と伝わったことが円売り材料となりました。

VIEW POINT: 今日の視点

米国株高やドル円の円安推移を受けて、本日の日本市場は買いが優勢で始まりそうです。高市総理が利上げに難色を示したとの報道から、衆議院選挙後に落ち着き始めた金利が再び上昇する可能性もあり、金利敏感セクターの値動きに注意したいところです。また、明日26日の未明にエヌビディア[NVDA]の決算を控えていることもあり、後場は膠着する可能性や、日経平均が58,000円を上回る場合には利益確定の売りも出やすいと想定されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)