【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,451.98  ▼669.42 (2/12)
NASDAQ: 22,597.15  ▼469.32 (2/12)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って下落となりました。AIがソフトウェアを代替するといった懸念が再び意識され、情報技術セクターを中心に売りが優勢となりました。

ダウ平均は小幅に反発して取引を開始しました。序盤は小動きとなるも、次第に弱含む展開となりました。中ごろにかけては下げ幅を拡大し、一時は49,420ドルまで下げ、この日の安値をつけました。その後は安値圏で一進一退に推移し、最終的には669ドル安の49,451ドルで続落となりました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は469ポイント安の22,597ポイントで3日続落、S&P500株価指数は108ポイント安の6,832ポイントで同じく3日続落となりました。

2.経済指標等

米新規失業保険申請件数は227千件と市場予想をわずかに上回りました。前週結果(232千件)比では、小幅ながら減少しました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち3業種が上昇しました。公益事業が1.5%高でセクターの上昇率トップとなりました。生活必需品が1.3%高で続き、不動産が1%未満の上昇となりました。一方で、情報技術が2.7%安、エネルギーが2.2%安、金融が2.0%安と大きく下落しました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中11銘柄が上昇しました。ウォルマート[WMT]が3.8%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。マクドナルド[MCD]は第4四半期の既存店売上高や調整後1株利益が市場予想を上回ったことで2.7%高となりました。また、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が2.0%高となりました。一方で19銘柄が下落となり、中でもシスコシステムズ[CSCO]は、2026年2月-4月期の利益率見通しが市場予想を下回ったことが嫌気され、12.3%安と大幅に下落しました。そのほか、ウォルト・ディズニー[DIS]が5.3%安、アップル[AAPL]が5.0%安、アイビーエム[IBM]とゴールドマン・サックス[GS]が4%台の下落となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、9日には大きく上昇していたアップラビン[APP]が19.7%安となりました。好決算を発表したものの、売上高成長率の減速を示唆する内容であったことが嫌気されました。世界最大のビールメーカーであるアンハイザー・ブッシュ・インベブ[BUD]は、第4四半期の収益が市場予想を上回ったことが材料視され3.8%高となりました。同社はFIFAワールドカップなど数々のスポーツイベントが同社の追い風になるとしています。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比0.08%低い4.10%となりました。13日朝のドル円は152円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国市場は主要3指数が揃って続落となりました。ソフトウェア株を中心に売りが出ました。これを受けて、本日の日本市場は売りが優勢でのスタートが見込まれます。ドル円も152円台まで円高が進んでいる点や、週末ということもあり利益確定売りが出やすい環境と考えられ、いったんの小休止となる公算が高いでしょう。日中には日銀の田村審議委員の講演などが材料となりそうです。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)