【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,015.60  △12.19 (1/28)
NASDAQ: 23,857.45  △40.35 (1/28)

1.概況

米国市場は高安まちまちとなりました。FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が公表され、市場予想通り政策金利は据え置かれました。据え置きは4会合ぶりで、経済活動の改善が示されました。一方で取引終了後に控えるハイテク株の決算を前に様子見姿勢もあり、全体を通して上値の重い展開となりました。

ダウ平均は反発して取引を開始しました。しかしながら早々に下げに転じるなど、方向感に欠ける展開となりました。終始、前日終値である49,003ドル付近で一進一退に推移したダウ平均は最終的に12ドル高の49,015ドルと小幅反発で取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は40ポイント高の23,857ポイントで6日続伸、S&P500株価指数は取引時間中に初の7,000ポイント台をつけるも徐々に失速し、終値では小幅安の6,978ポイントで、6営業日ぶりに反落となりました。

2.経済指標等

FOMCの結果が公表され、市場予想通り、政策金利は3.5%-3.75%で据え置かれました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち4業種が上昇しました。エネルギーが0.7%高でセクターの上昇率トップとなりました。情報技術が0.6%高、素材が0.2%高、コミュニケーション・サービスが0.1%高となりました。一方で7業種が下落し、不動産が0.9%安、生活必需品とヘルスケアが0.8%安、一般消費財・サービスが0.7%となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中14銘柄が上昇しました。前日に大きく下げたユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が買われ4.0%高となりました。またエヌビディア[NVDA]が同社のAI半導体「H200」を中国の大手ハイテク3社が購入することを中国当局が認めたと伝わったことで1.6%高となりました。そのほか、ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]が1.5%高、シャーウィンウィリアムズ[SHW]が1.0%高となりました。一方で16銘柄が下落し、アムジェン[AMGN]が2.6%安、ハネウェル・インターナショナル[HON]が1.9%安、ナイキ[NKE]が1.4%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、ハードディスクドライブのシーゲイト・テクノロジー・ホールディングス[STX]が直近四半期と先行きの業績が市場予想を上回ったことで19.1%高と大きく上昇、また他のハードウェア関連銘柄にも連想買いが入り、ウェスタン・デジタル[WDC]が10.7%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日から横ばいの4.24%となりました。29日朝のドル円は153円台半ばで推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国市場は高安まちまちとなりました。取引終了後に発表されたハイテク株は市場予想を上回る決算内容が散見されます。マイクロソフト[MSFT]は過剰投資懸念から時間外で下落するなど決算発表の結果を受けて株価はまちまちの様子です。一方で本日の日本市場は、足元のドル円が前日比で円安に振れていることから上昇してのスタートが見込まれます。また、昨日には値嵩株であるアドバンテスト(6857)が通期の業績見通しを上方修正したことなどから半導体が指数をけん引すると考えられます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)