【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,077.23  △588.64 (1/21)
NASDAQ: 23,224.83  △270.50 (1/21)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って反発となりました。米国によるデンマーク自治領グリーンランドの取得を巡って、米欧の緊張感が高まっていた中、トランプ米大統領が欧州への追加関税を見送る考えを示したことが、投資家心理の買い意欲につながりました。

ダウ平均は小幅高で取引を開始すると、序盤は堅調な推移となりました。中ごろにかけて伸び悩むも、トランプ米大統領による欧州への追加関税見送り報道を受けて、上げ幅を拡大し、最終的には588ドル高の49,077ドルと3営業日ぶりに反発し取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は270ポイント高の23,224ポイント、S&P500株価指数は78ポイント高の6,875ポイントでともに3営業日ぶりに反発となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種が上昇しました。中でもエネルギーが2.4%高でセクターの上昇率トップとなりました。素材が1.9%高、ヘルスケアが1.8%高、資本財・サービスが1.7%高、一般消費財・サービスが1.6%高と幅広いセクターに買いが入りました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中24銘柄が上昇しました。アムジェン[AMGN]が3.8%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。エヌビディア[NVDA]が3.0%高で続き、ナイキ[NKE]とユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が2.8%高となりました。一方で、アナリストによる目標株価引き下げなどからマイクロソフト[MSFT]が2.3%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、前日に決算を発表したネットフリックス[NFLX]が2.2%安となりました。2026年1-3月期の業績見通しが市場予想を下回り、これが売り材料となりました。一方で、半導体株は堅調で、インテル[INTC]は11.7%高、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]が7.7%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比0.05%低い4.24%となりました。22日朝のドル円は158円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

グリーンランドを巡る米欧の緊張感が緩和されたことで、主力株に買い戻しの動きが見られました。これを受けて、本日の日本市場は反発してのスタートが見込まれます。日中の材料では、寄付き前に2025年12月の貿易統計で貿易収支が発表されるほか、日銀が明日23日まで金融政策決定会合を開きます。本会合での政策金利は据え置きが見込まれておりますが、足元の円安進行を審議委員メンバーがどう評価するかに注目が集まります。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)