【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 49,149.63  ▼42.36 (1/14)
NASDAQ: 23,471.75  ▼238.12 (1/14)

1.概況

米国市場は主要3指数が揃って続落となりました。前日に続き、地政学リスクが投資家心理の重荷となったほか、ハイテクや決算発表をした銀行株が売られました。

ダウ平均は小幅安で取引を開始すると、序盤は方向感に欠ける展開で一時は上昇に転じる場面が見られました。しかし、徐々に下げ幅を拡大すると中ごろには48,851ドルまで下げ当日の安値を更新しました。その後は持ち直し、下げ幅を縮小する展開となるも主力株への売りが大きく、最終的には42ドル安の49,149ドルで続落となりました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は238ポイント安の23,471ポイント、S&P500株価指数は37ポイント安の6,926ポイントで同じく続落で取引を終えました。

2.経済指標等

2025年11月の小売売上高は前月比0.6%増と市場予想を上回る結果となりました。また同年10月・11月のPPI(生産者物価指数)は前月比0.1%上昇と同0.2%上昇となりました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇しました。エネルギーが2.3%高でセクターの上昇率トップとなりました。生活必需品が1.2%高、不動産が1.1%高となりました。一方で一般消費財・サービスが1.8%安、情報技術が1.5%と景気敏感セクターの売りが目立ちました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中16銘柄が上昇しました。メルク[MRK]が2.5%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]が2.3%高で続き、ベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]とシェブロン[CVX]が2.1%高となりました。一方でアマゾン・ドットコム[AMZN]が2.5%安、マイクロソフト[MSFT]が2.4%安、エヌビディア[NVDA]が1.4%安とハイテクに売りが出ました。エヌビディアは中国税関当局が同社のAI半導体「H200」の輸入を許可しないと職員に通達したとの報道もあり売り材料となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、メタ・プラットフォームズ[META]が2.5%安となり、バンク・オブ・アメリカ[BAC]が投資家の期待を下回る決算が材料視され3.8%安、同じく決算発表をしたウェルズ・ファーゴ[WFC]も売上高・1株当たり利益ともに市場予想を下回り4.6%安となりました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比0.05%低い4.13%となりました。15日朝のドル円は158円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国市場は主要3指数が揃って続落となりました。中でもハイテク株が軒並み売られたことから、本日の日本市場は売りが優勢でのスタートが見込まれます。また、今週は国内の衆議院解散報道を巡る思惑から、日経平均は54,000円を超えて推移しており、この点も利益確定の売りを呼びやすいと考えられます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)