【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 49,191.99 ▼398.21 (1/13)
NASDAQ: 23,709.87 ▼24.03 (1/13)
1.概況
米国市場は主要3指数が揃って反落となりました。イラン情勢の悪化といった地政学リスクが意識され、主力株に持ち高調整の売りが出ました。中でも金融セクターは決算銘柄や、トランプ米大統領がクレジットカード手数料を制限する法案を支持すべきと自身のSNSに投稿したことをきっかっけに軟調な推移となりました。
ダウ平均は小幅高で取引を開始するも、早々に下げに転じました。序盤は下げ幅を拡大し、49,300ドルを割り込んだ水準で下げ止まると、中ごろは一進一退での推移となりました。取引終了にかけて下げ幅を更に拡大したダウ平均は最終的に398ドル安の49,191ドルで4営業日ぶりに反落となりました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は24ポイント安の23,709ポイントで3営業日ぶりに反落、S&P500株価指数は13ポイント安の6,963ポイントで4営業日ぶりに反落となりました。
2.経済指標等
12月のコアCPI(消費者物価指数)は前月比0.2%上昇と、市場予想(0.3%)を下回りました。前年同月比も2.6%上昇と市場予想(2.7%)を下回りました。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち7業種が上昇しました。エネルギーが1.5%高でセクターの上昇率トップとなりました。また生活必需品が1.1%高となり、不動産が0.8%高となりました。一方で金融が安く1.8%安となったほか、一般消費財・サービスやヘルスケア、情報技術が1%未満の下落となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中16銘柄が上昇しました。ウォルマート[WMT]が2.0%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。またボーイング[BA]は2025年の民間機の受注台数が大幅に増えたと発表したことが評価され、同じく2.0%高となりました。一方でセールスフォース[CRM]が7.1%安で大きく下落したほか、ビザ[V]が4.5%安、決算を発表したジェイピー・モルガン・チェース[JPM]は純営業収益が市場予想を下回ったことで4.2%安となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、決算を発表したデルタ航空[DAL]が2.4%安となりました。2026年の業績見通しが市場予想を下回ったことが売り材料となりました。同じく決算を発表したバンク・オブ・ニューヨーク・メロン[BK]は総収益、調整後1株あたり利益ともに市場予想を上回ったことで1.9%高となりました。
5.為替・金利等
長期金利は、前日比0.01%高い4.18%となりました。14日朝のドル円は159円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国株は地政学リスクが意識されたほか、金融が振るわず主要3指数が揃って反落となりました。一方でドル円は159円まで円安が進行していることもあり、本日の日本市場は上昇してのスタートが見込まれます。昨日の日経平均は3.1%高と大きく上昇したこともあり、高値では利益確定の売りが出る可能性があるものの、衆議院解散の期待感などもあって堅調な推移となると想定されます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
