【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 48,114.26  ▼302.30 (12/16)
NASDAQ: 23,111.46  △54.05 (12/16)

1.概況

米国市場は高安まちまちとなりました。政府閉鎖の影響から発表が遅れていた雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数が増加するも失業率が市場予想を上回る結果となり、株式市場には様子見ムードが広がりました。

ダウ平均は36ドル安の48,380ドルで取引を開始するとその後は徐々に下げ幅を拡大しました。中ごろになって下げ止まったダウ平均は、後半は持ち直すも最終的に302ドル安の48,114ドルと3日続落で取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は54ポイント高の23,111ポイントで4日ぶりに反発、S&P500株価指数は16ポイント安の6,800ポイントで3日続落となりました。

2.経済指標等

11月の雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数の前月比は市場予想を上回る同6万4000人となりました。一方で10月分は同10万5000人減、9月分も下方修正されました。また失業率は4.6%と2021年9月以来の水準まで上昇しました。

10月の小売売上高は前月比で横ばいとなりました。自動車を除くコア指標では前月比0.4%増となりました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち3業種が上昇しました。情報技術や一般消費財・サービス、コミュニケーション・サービスが1%未満の上昇となりました。一方で8業種が下落し、エネルギーが3.0%安となったほか、ヘルスケアが1.3%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中10銘柄が上昇しました。ウォルト・ディズニー[DIS]が1.0%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。エヌビディア[NVDA]が0.8%高、ボーイング[BA]が0.6%高となりました。一方で20銘柄が下落し、ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]が2.3%安、シェブロン[CVX]とユナイテッドヘルス・グループ[UNH]、メルク[MRK]が2.0%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、AIインフラのコアウィーブ[CRWV]がデータセンター施設の建設遅延が報じられたことで3.9%安となりました。また、テスラ[TSLA]は、フォード・モーター[F]のEV撤退表明を受け3.1%高の489ドルまで上昇し、過去最高値を更新しました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比0.03%低い4.14%となりました。17日朝のドル円は154円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

強弱入り混じりの雇用指標を受け、米国市場は方向感に欠ける展開となりました。一方で、昨日の日経平均は1.6%下げた反動から、寄付きは自律反発の買いが入りやすいでしょう。日中には国内の11月分貿易収支や10月分の機械受注統計の発表が予定されていますが、主だった材料とはなりにくく、節目の5万円を前に上値の重い展開が予想されます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)