株主優待ライフのブログを運営しながら、株主優待の魅力を発信するほっすんさん。低リスク、高配当の銘柄にコツコツと投資する一方で、気に入ったお店や企業なら無配株や株主優待がない銘柄でも投資することがあるそうです。ほっすんさんが実際に保有されている銘柄の中から、3月が権利確定月のお気に入り株主優待を紹介いただきました。また、新しいNISAの活用法についても伺いました。

株主優待銘柄は、無配ではない銘柄を優先的に選定

――株主優待投資に興味をもったきっかけや投資のご経験について教えてください。

学生時代、友人が株式投資をしていたことから興味を持ち始めました。調べてみると、当時よく通っていたマクドナルドや吉野家のメニューがほぼ無料で食べられるような株主優待の存在を知り、「株って配当や値上がり益だけではないんだ」と魅力を感じました。

当時は貧乏学生でしたし、就職してからもしばらくは投資に触れる機会はなかったのですが、自宅を購入し資金繰りに目途が付いた事や、桐谷広人さんが有名になっていた事から、優待投資を始めてみようと行動に移しました。現在、投資歴8年になります。

――株主優待銘柄はどのようにして選定していますか?

基本方針は総合利回り4%以上を目安としていますが、無配ではない銘柄を優先的に選んでいます。ただし、よく利用したり、気に入っているお店なら無配であっても投資する場合があります。他には、チャートが右肩下がりだったり、決算などを受けて急落する「落ちるナイフ」状態のもの、また年初来安値を更新した銘柄を拾うことも多いです。

権利確定月 3月 個人投資家ほっすんさんの株主優待銘柄5選

銘柄 銘柄コード 株価(2024年3月19日終値時点) 売買単位(優待獲得株数)
 
株主優待取得のための最低単元投資金額 株主優待獲得最低単元での株主優待概要(一部抜粋)
DM三井製糖ホールディングス (2109) 3,390円 100株 339,000円 自社グループ製品等(砂糖等)
100株以上:1,000円相当、200株以上:3,000円相当
※優待品に代えて社会貢献活動団体への寄付選択可
ハピネット (7552) 3,090円 100株 309,000円 オリジナル玩具・ゲーム・DVD・ブルーレイ等を株主優待カタログより選択
1品:100株以上
2品:500株以上
3品:1,000株以上
こども商品券(要申し込み)
500株以上:2,000円相当
1,000株以上:5,000円相当
サンフロンティア不動産 (8934) 1,765
100株 176,500円 100株以上:優待割引券(1,000円相当)1枚
300株以上:優待割引券(5,000円相当)1枚
500株以上:優待割引券(5,000円相当)2枚
1,000株以上:優待割引券(5,000円相当)4枚
※500株以上を3年以上継続保有(株主名簿に同一株主番号で連続7回以上記載)の場合枚数は2倍
沖縄セルラー電話 (9436) 3,605円 100株 360,500円 株主優待カタログギフト
100株以上:3,000円相当
1,000株以上:5,000円相当
※5年以上継続保有の場合100株以上1,000株未満の株主には5,000円相当、1,000株以上は10,000円相当
松屋フーズホールディングス (9887) 5,980円 100株 598,000円 100株以上:優待食事券10枚
※1年以上継続保有した株主のみに贈呈。3年以上継続保有の場合は2枚追加
※1枚で自社主要メニュー等より1品選択可。牛めし・とんかつ・カレー店舗等にて利用可(発送時期・有効期限)
6月下旬発送、翌年6月末
※優待食事券を全て自社の定めた期限までに返送した場合、自社製品詰合せセットと交換可

株主優待概算購入金額は、各銘柄の株主優待の取得に必要な最低株式数と、2024年3月19日終値時点を基に算出しています(手数料や消費税等の諸経費につきましては、含まれていません)

実際に受け取った株主優待の感想とおすすめポイントをご紹介

銘柄1:DM三井製糖ホールディングス(2109)

 

■株主優待の概要(一部抜粋):自社商品(砂糖詰合せ)

■ほっすんさんおすすめポイント:スーパーでおなじみの「スプーン印の上白糖」をはじめ料理の必需品である砂糖類等がいただけます。配当利回りも高めです。

■保有期間と今後の保有予定: 保有期間は約3年。お砂糖系の銘柄を複数持っている関係でちょっと在庫が増えつつあります。そのため、将来的には利益確定も兼ねて整理するかもしれません。

■権利確定月:3月

■優待が届く時期:8月下旬より順次

銘柄2:ハピネット(7552)

 

■株主優待の概要(一部抜粋):自社取扱い商品の優待カタログ

■ほっすんさんおすすめポイント:カタログの中から好きな商品が1点選択できます。お子様が好きなおもちゃ・DVD・ゲームを中心に取扱いがあるので特にファミリーにおすすめ。我が家では2022年・2023年は「プリキュア」のDVDを選びました。

■保有期間と今後の保有予定: 約2年保有しています。子どもが大きくなるまでは保有を続けたいです。

■権利確定月:3月

■優待が届く時期:6月上旬にカタログが届きます。

銘柄3:サンフロンティア不動産(8934)

 

■株主優待の概要(一部抜粋):系列ホテルで宿泊できる優待割引券

■ほっすんさんおすすめポイント:500株もしくは1,000株を3年以上保有すると株主優待が倍になるのが魅力。対象のホテルは比較的リーズナブルなものから少しリッチなものまで幅が広いです。佐渡島や宮古島といった離島にも対象ホテルが有ります。

■保有期間と今後の保有予定: 保有期間は約2年なので今から優待倍増が楽しみ。長期保有の解釈が厳しくなったので今後は途中で売買せず1,000株をひたすら保有したいと思います。

■権利確定月:3月

■優待が届く時期: 6月末に届きます。

銘柄4:沖縄セルラー電話(9436)

 

■株主優待の概要(一部抜粋):グルメカタログギフト 

■ほっすんさんおすすめポイント:親会社のKDDI(※2025年から制度変更)とほぼ同じカタログながら、こちらには沖縄らしい商品も一部掲載されています。またKDDIに比べ株価が低いので買いやすく、20年以上連続増配中なのもポイントです。

※ただし、2025年度からはPontaポイント等の進呈に変更となります

■保有期間と今後の保有予定: 保有期間は約1年半ほどです。旧NISAで購入していたので、保有期間が満了後はNISAに切り替えて保有を続けたいと考えています。

■権利確定月:3月

■優待が届く時期:6月中旬にカタログが届きます。

銘柄5:松屋フーズホールディングス(9887)

 

■株主優待の概要(一部抜粋):自社店舗で使える食事券(1年以上保有条件)

■ほっすんさんおすすめポイント:牛めしの「松屋」やとんかつの「松のや」などの系列店で使えます。店内メニューの多くが無料で頂けるのがとてもお得。高いメニューを注文すると実質利回りも向上します。

■保有期間と今後の保有予定: 投資を始めた当初に購入しその後売却、2年程前に買い戻して今に至ります。優待の魅力が大きいのでもう売却したくありません(笑)。

■権利確定月:3月

■優待が届く時期:6月末に届きます。

新しいNISA制度(つみたて投資枠・成長投資枠)の活用予定

――株主優待銘柄以外の投資について、どのように考えているか教えてください

優待銘柄以外では、時々高配当株も購入します。その場合利回りはもちろんですが連続増配中の銘柄を好んで選定する事が多いです。しかしながら、連続増配銘柄はそれがストップすると株価の急落リスクも考えられるため、配当性向に無理がないかも確認するようにしています。

その他、以前からIPOや立会外分売抽選などのイベント投資は継続中です。当選確率は高くありませんが、毎年一定程度の利益は出せています。

――新しいNISA制度(つみたて投資枠・成長投資枠)の活用方針について、おきかせください

もし、利益の出る可能性が高いIPOが当選した場合は新NISAで購入⇒即売却を実施するかもしれませんが、基本的につみたて枠・成長投資枠を含め5年で全て埋めようと思っています。

成長投資枠は高配当株で、つみたて枠は人気の全世界株式型の投資信託を前提に埋めていきたいです。

――投資に関する情報収集法や情報を確認するポイントなどを教えてください。

必ず毎日、「適時開示情報」から株主優待に関する情報を収集しています。また、保有株の決算や業績修正の情報は最低限確認しています。売買の判断は、適示開示を通じて行う事も多いので上記の確認は絶対に欠かせません。

ただし、決算シーズンなどは全てに目を通すのが大変ですので、短時間で欲しい情報にたどり着ける方法を自分なりに編み出す事も重要だと思っています。

例えば保有株や特定のキーワードが含まれる適時開示のみを抽出してくれるアプリの活用や、有益な情報を発信してくれるX(旧Twitter)のアカウントやブログをフォローしています。

物価高は株主優待を上手に活用して乗り切る

――投資をして良かったこと、今後改善したい点などがあれば教えてください。

・投資をして良かったこと

テレビを見て憧れた株主優待生活が多少なりとも実現できており、とても楽しく生活が送れています。また優待券のおかげで生活費や外食費等が抑えられているので、値上げラッシュの最中でも家計への影響はそう大きくありません。

一般的に贅沢に思われる旅行はむしろ頻度が増えており、旅先で毎回「株主優待って最高だなぁ」と実感しています。お正月には3泊4日の家族旅行へ出かけましたが、その際の出費は総額4,000円弱で済みました。

そして、政治・経済に関するニュースに敏感になり関心が高まるのも良いですね。

※余談ですが、「優待投資家あるある」の1つでもある、誤って優待券の期限を切らしてしまった経験が無いのはプチ自慢です。

・失敗からの学び

株価と比較するとかなり豪華な株主優待銘柄があり、「危ないな」と思いつつも購入したら案の定優待が廃止、そして株価は暴落しました。

身の丈に合わない株主優待を出している企業には気を付けないといけないと実感しました。しかし、今でも豪華な優待を見かけるとついつい手が出てしまいそうになります。

※株主優待は各企業の判断で廃止・変更になる場合がございます。必ず当該企業のホームページ等で内容をご確認ください。 
※権利確定日によって権利付き最終売買日が異なります。 
※本内容は、個人の経験に基づく見解であり、当社の意見を表明するものではありません。 
※投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。