ロブロックス[RBLX]決算:1株損失は52セントで市場予想を上回る
ロブロックスは、オンラインビデオゲームプラットフォームを運営する。このプラットフォームにおいては、若いゲーマーでもゲーム(またはエクスペリエンス)の制作、開発、収益化が可能となる。ゲームエンジン、ゲームパブリッシングプラットフォーム、オンラインホスティングおよびサービス、支払い処理を有するマーケットプレイス、ソーシャルネットワーキングのハイブリッドを開発者に効果的に提供する。同社が管理するクローズドプラットフォームは、外部委託のゲーム開発の恩恵を受けながら、複数の場所で収益を上げている。伝統的なビデオゲームパブリッシャーとは異なり、開発者向けの新しいツールおよび収益化手法の創出に重点を置き、新しいゲームやフランチャイズを生み出している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第4四半期(10月-12月期)実績
★売上高・・・7.50億ドル(市場予想は7.58億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・52セントの赤字(市場予想は55セントの赤字)
決算総括
10-12月期(第4四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。続く第1四半期のブッキングガイダンスレンジは予想を上回った。通年ベースの売上高、ブッキングガイダンスレンジもともに予想を上回った。
今後の株価見通し
52ドル超えから、80ドルを目指す展開が予想される。
ギリアド・サイエンシズ[GILD]決算:1株利益は1.72ドルで市場予想を下回る
ギリアド・サイエンシズは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、B型肝炎ウイルス(HBV)およびC型肝炎ウイルス(HCV)を中心に、有効な治療法が確立されていない生命を脅かす感染症治療のための新薬を開発し製品化を行うバイオ医薬品企業である。2006年にCorus PharmaとMyogenを買収、その後CV Therapeutics、Arresto Biosciences、2011年にはCalistoga Pharmaceuticalsを買収し、肺疾患や心臓血管疾患、がん治療分野にも進出。2012年のPharmassetの買収により、C型肝炎治療薬ハーボニーの併用剤の一部でもあるソバルディを取得。Kite Pharma、Forty-Seven、Immunomedicsの買収で、細胞療法および非細胞療法のがん治療薬のエクスポージャーが広がった。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第4四半期(10月-12月期)実績
★収入・・・前年同期比3.7%減の71.2億ドル(市場予想は71億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.72ドル(市場予想は1.74ドル)
決算総括
10-12月期(第4四半期)売上高は予想を上回り、調整済みEPSは予想を下回った。売上高は4%の減収となったが、レムデシビルが冴えなかった。また、通期のガイダンスも公表し、1株利益の見通しが予想を下回っていた。
今後の株価見通し
当面底値模索の動きとなろう。
スナップ[SNAP]決算:1株利益は8セントで市場予想を上回る
スナップは、自社をカメラ会社と呼び、北米や欧州の先進地域で最も人気の高いソーシャル・ネットワーキング・アプリのひとつであるSnapchat(カメラアプリケーション)を開発、運営している。売上高の大半は広告収入で、その70%を北米市場が占めている。本社をカリフォルニア州ベニスに置く。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第4四半期(10月-12月期)実績
★売上高・・・前年同期比4.7%増の13.6億ドル(市場予想は13.8億ドル)
★1株当たり利益・・・8セント(市場予想は6.4セント)
決算総括
10-12月期(第4四半期)売上高は予想を下回り、調整済み EPS は予想を上回った。続く第1四半期売上高ガイダンスレンジは予想を上回ったが、調整済みEBITDAのガイダンスレンジは、赤字幅が予想以上に拡大した。株価は30%強下落している。同社は声明で「広告プラットフォームでの進捗に勇気づけられ、一部の広告パートナーの業績も改善したが、中東での紛争が逆風となった」と述べていた。
今後の株価見通し
当面底値模索の動きとなろう。
ウーバー・テクノロジーズ[UBER]決算:1株利益は0.66ドルで市場予想を上回る
ウーバー・テクノロジーズは、乗客とドライバー、食事の注文者とレストランやフードデリバリーサービス提供者、および、荷送人と運送人をマッチングするためのテクノロジーを提供している。運営するオンデマンドテクノロジー・プラットフォームは、最終的には同社が「空飛ぶ車のシェアリング」と呼ぶ自律車両、無人機による配送、Uber Elevateなどの新たな製品やサービスに利用される可能性がある。サンフランシスコに本社を置き、世界63ヶ国以上で事業を展開している。現在、1億3,100万人を超えるユーザーが少なくとも月に1回はライドシェアリングを利用し、あるいは、フードデリバリーを利用している。売上高の約44%をライドシェアリングが占め、34%がフードデリバリーから生み出されている
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第4四半期(10月-12月期)実績
★売上高・・・前年同期比15%増の99.36億ドル(市場予想は97.75億ドル)
★1株当たり損益・・・0.66ドル(市場予想は0.27ドル)
決算総括
10-12月期(第4四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。グロスブッキングが予想を上回った。続く第1四半期のガイダンスも公表し、予想を上回るグロスブッキング、EBITDA(調整後)の見通しを示している。
今後の株価見通し
110ドルを目指す展開が予想される。
チポトレ・メキシカン・グリル[CMG]決算:1株利益は10.36ドルで市場予想を上回る
チポトレ・メキシカン・グリルは、米国最大のファストカジュアル・チェーン・レストランである。2022年の全店舗売上高は86億ドルであった。主に自社所有で(最近中東のAlshaya Groupと開発契約を締結)、2022年末の直営店舗数は3,200近くに上り、多くが米国にあるが、カナダ、英国、フランス、ドイツでもわずかなプレゼンスを維持している。競争力のある価格、高品質な食品の調達、サービスのスピード、便利さを中心に構築された販売提案で、ブリトー、ブリトーボウル、タコス、ケサディーヤ、飲料を販売している。収益は、完全にレストランの売上およびデリバリー手数料から得ている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第4四半期(10月-12月期)実績
★売上高・・・前年同期比15%増の25.2億ドル(市場予想は24.9億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・10.36ドル (市場予想は9.71ドル)
決算総括
10-12月期(第4四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。全体の取引額と客単価の両方が上昇し、消費者心理の衰退の懸念を覆して予想を上回った。
今後の株価見通し
3000ドルを目指す展開が予想される。