【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 37,710.10  △53.58 (12/28)
NASDAQ: 15,095.14  ▼4.04 (12/28)

1.概況

米国市場は目新しい材料に乏しいなかで小動きとなり高安まちまちとなりました。5ドル高でスタートしたダウ平均はじりじりと上げ幅を広げると取引終盤に122ドル高まで上昇しました。その後は引けにかけて上げ幅を縮めましたが結局53ドル高の37,710ドルで取引を終え、3日続伸となり前日に続いて史上最高値を更新しています。また、S&P500株価指数も1ポイント高の4,783ポイントと5日続伸となり3日連続で年初来高値を更新しています。一方でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4ポイント安の15,095ポイントと5日ぶりに反落となっています。

2.経済指標等

先週一週間の米新規失業保険申請件数は前週比1万2000件増の21万8000件となり市場予想以上に悪化しました。また、11月の米中古住宅仮契約指数は前月比横ばいの71.6となり市場予想を下回りました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち公益事業や不動産、金融、ヘルスケアなどの8業種が上げました。一方でエネルギーと素材、一般消費財・サービスの3業種が下げ、エネルギーは1%以上下落しています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄ではナイキ[NKE]やスリーエム[MMM]、メルク[MRK]、アムジェン[AMGN]、ビザ[V]などの20銘柄が上げ、ナイキは1%以上上昇しました。一方でシェブロン[CVX]やダウ[DOW]、インテル[INTC]などの10銘柄が下げ、シェブロンは1%以上下落しました。ダウ平均構成銘柄以外では主力ハイテク株の一角が安く、テスラ[TSLA]が3%以上下落したほか、グーグルの持ち株会社であるアルファベット[GOOGL]とネットフリックス[NFLX]も小幅に下げています。半導体株の一角は堅調でアドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]が2%近く上げ、ウエスタン・デジタル[WDC]も1%近く上昇しました。エヌビディア[NVDA]とクアルコム[QCOM]、テキサス・インストゥルメンツ[TXN]も小幅に上げています。

5.為替・金利等

長期金利は0.05%高い3.84%となりました。ドル円は141円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国市場が小幅に高安まちまちとなったことから小動きでのスタートが予想されます。こうしたなか今年最後の取引となる大納会を日経平均がプラスで取引を終えることができるかがポイントとなりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)