スポティファイ・テクノロジー[SPOT]決算:1株利益は0.33ユーロで市場予想を上回る

スポティファイ・テクノロジーは、4億8,900万人を超えるリスナーを有する音楽ストリーミングサービスの世界最大手プロバイダの一つである。スウェーデンのストックホルムに本社を置く。プレミアムサービスと呼ばれる有料ストリーミングモデルと、広告サポートサービスと呼ばれる広告料を収益源とするモデルでサービスを展開し、ユーザー基盤の収益化を図っている。2022年度のサービス別売上高構成比率は、プレミアムサービスが87%、広告サポートサービスが13%となっている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比11%増の33.57億ユーロ(市場予33.33億ユーロ)
★1株当たり利益・・・0.33ユーロの利益(市場予想は0.20ユーロの赤字)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。

今後の株価見通し

180ドル超えから、230ドルを目指す展開が予想される。

スナップ[SNAP]決算:1株利益は2セントで市場予想を上回る

スナップは、自社をカメラ会社と呼び、北米や欧州の先進地域で最も人気の高いソーシャル・ネットワーキング・アプリのひとつであるSnapchat(カメラアプリケーション)を開発、運営している。1日当たり3億7,500万人のアクティブユーザーを有する。売上高の大半は、広告収入で、その70%を北米市場が占めている。本社をカリフォルニア州ベニスに置く。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比5.3%増の11.9億ドル(市場予想は11.1億ドル)
★1株当たり利益・・・2セント(市場予想は3.8セントの赤字)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高は予想を上回り、調整済みEPSは予想を上回った。1日当たりアクティブユーザー数は予想に一致。続く第4 四半期売上高ガイダンスレンジは予想を上回ったが、調整済み EPS ガイダンスレンジと、1日当たりアクティブユーザー数ガイダンスレンジは予想を下回った。

今後の株価見通し

10.50ドル超えから、12.80ドルを目指す展開が予想される。

ゼネラル・モーターズ[GM]決算:1株利益は2.28ドルで市場予想を上回る

ゼネラル・モーターズは、旧GMの経営破綻後、2009年7月に新生GMとして再建された。GM北米(GMNA)、GMインターナショナル・オペレーションズ(GMIO)、クルーズ、GMファイナンシャルの4部門からなり、8ブランドを展開する。半導体不足により2021年にトヨタに奪われた米国市場シェア首位の座を2022年に奪還した。市場シェアは170ベーシスポイント上昇の16.4%で、トヨタに1ポイントの差をつけた。クルーズ自動運転車部門は、サンフランシスコやその他の都市で無人ジオフェンスAVロボタクシーサービスを提供しており、ドバイとも独占契約を結んでいる。アメリクレジットを買収して2010年10月にGMファイナンシャルが設立され、自動車ローンを手掛ける金融子会社となった。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比5.4%増の441.31億ドル(市場予想は432.45億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・2.28ドル(市場予想は1.84ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。

今後の株価見通し

当面底値模索の動きとなろう。

ゼネラル・エレクトリック・カンパニー[GE]決算:1株利益は0.82ドルで市場予想を上回る

ゼネラル・エレクトリック・カンパニーは、米国の発明家トーマス・エジソンが設立した会社ともう一社が1892年に合併して誕生した。今日では、航空旅行、およびエネルギー転換における世界的なリーダーである。差別化された技術と世界中に広がる設備の巨大な工業的インストールベースで知られている。このインストールベースには、航空宇宙用エンジン、ガスタービンおよび蒸気タービン、陸上および洋上風力タービンが含まれる。利益の大部分は、一般的に利益率が高いサービス収入によるものである。元ダナハーのローレンス・カルプCEOがリーンの原則に基づいて、コングロマリットの数年にわたる業績回復をリードしている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比10%減の165.04億ドル (市場予想は154.83億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.82ドル(市場予想は0.56ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。航空宇宙、電力、再生可能エネルギーの3事業がすべて予想を上回った。通期の見通しも上方修正している。

今後の株価見通し

118ドル超えから、投資タイミングを図ることになろう。

台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー[TSM]決算:純利益は2110億台湾ドルで市場予想を上回る

台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)は、ほぼ60%の市場シェアを有する世界最大級の半導体ファウンドリである。1987年にフィリップス、台湾政府、プライベート市場の投資家により合弁会社として設立された。1997年に米国市場にADRを上場し、公開企業となった。競争の激しいファウンドリ事業においても、スケーラブルで高度なテクノロジーを有することで高い営業利益率を維持している。また、業界全体がファブレス・ビジネスモデルへ移行していることも追い風となっている。ファウンドリのリーダー的企業であり、半導体の設計に最先端のプロセス技術を求めるアップル、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、エヌビディアなど、強固な顧客基盤を有する。7万3千人の従業員を擁する。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月-9月期)実績

★売上高・・・5467.3億台湾ドル(市場予想は5373.4億台湾ドル)
★純利益・・・2110億台湾ドル(市場予想は1904億台湾ドル)(市場予想は1904億台湾ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、純利益はともに予想を上回った。第3四半期決算は、純利益が前年比24.9%減の2110億台湾ドルだった。LSEG スマートエスティメートの予想(1955億台湾ドル)を上回った。

今後の株価見通し

90ドル超えから、108ドルを目指す展開が見込まれる。