・実質金利が潜在成長率を上回ってきているが、これは成長に投資するよりも金利に投資した方がよい、つまり、株でリスクを取らなくても良い状況とも考えられる。

・2025年の見通しは上下3%程度も分かれており、先行きの不透明感は高い。10-12月にかけて、景気の鈍化が確認されれば、実質金利も落ち着くのではないか。金利という部分での投資妙味はあるだろう。

・原油価格とインフレ期待は関連しており、原油価格の上昇によってインフレ期待も高まる可能性がある。

・現在、米国債の利回りが5%を超えているが、過去を参照すれば向こう3年は6%を超えるリターンを期待してもいいのではないか。

・債券価格は金利上昇局面で下落していたが、為替の影響も考慮するとプラスマイナス5の範囲内で推移しており、クーポン収入も評価されている。

・ 原油株はヘッジ対象として考えられるが、エネルギー株や不動産株は割安かつ配当利回りが高く、長期保有やシナリオ分散の観点から意識するとよいだろう。