トリプルラッキー日:気持ち良いスタートをして自分の未来を変えよう

なんとなく気にはなっているけれど、「きっかけ」がつかめずそのままになっていることはありませんか?

タイトルに惹かれて買ったけれど、なんとなく読み始めの「きっかけ」がなくてそのままになっている「積ん読」なんていうのも「きっかけ待ち」のよくある例かも知れません。きっかけなんて何でも良いはずなのに、ついついきっかけが見つからないからと後回しの理由にしてしまいがちです。

でもそんな時に、背中を押してくれるきっかけが「験担ぎ」であったとしても決してバチは当たりませんよね。それであれば、今年の「8月4日」は、またとないきっかけになるはずです。なぜならば、トリプルラッキーをもたらす貴重な日だからです。

一粒万倍日とは?

一粒万倍日というのは、種籾の一粒から稲ができ、その稲から万倍ものお米がとれることを意味するところから、何かを始めるのには最適な日と言われています。おおよそ1年間に60日くらい巡ってくるので、この言葉を聞いたことがある人も多いかも知れません。

実は筆者はファイナンシャルプランナーとして法人化した際も、一粒万倍日を選んで届け出を出しました。験担ぎを侮るなかれ、気持ち良いスタートを切ることは何をするにもとても重要です。

天赦日とは、年に数回しか訪れない大開運日とされています。その由来は、神様が天に昇り、天が全てを許す日とされているからだそうです。この天赦日が一粒万倍日と重なると、ラッキー度が更に上がるのは想像できますよね。

8月4日は、一粒万倍日と天赦日、さらに大安が重なる日です。大安は、万事に良い日と言われている日ですから、これら3つの良き日が重なる8月4日のパワーに、期待が高まります。

さて、あなたならこのスペシャルな日に何を始めますか?金運を上げたいという思いで、この日にお財布を買い換えたり、宝くじを買ったりするという記事を見かけました。

スモールスタートで始めて、経験値を蓄えよう

「一つの行動が、万の実を結ぶ」と考えると、確かに金運がアップしそうです。このように考えると、投資を始めるきっかけとしても良さそうです。例えば、NISA やiDeCoをやってみようと思って手続きしたけれど、忙しくて書類を見て、放置している方はいませんか?8月4日は金曜日ですから、お仕事が終わったらじっくり改め見直してみてはいかがでしょうか?少し、面倒に思っていたことも、この日なら「良き日」の力でスイスイ進むかも知れません。

投資をしてみたいけれど、なかなかきっかけをつかめず今日に至るという方、このよき日を新しい行動を起こすきっかけにしてみませんか?

みなさんの中には、話題の新しいNISAに挑戦したいなと考えて2024年を待っている方もいるでしょう。そういう方は、8月4日に現行の税制優遇制度である「一般NISA」または「つみたてNISA」の制度があります。新しいNISAでは生涯非課税枠が設定されますが、現行制度のNISAとは非課税枠が別枠となります。

 「一般NISA」の場合、非課税運用ができるのは5年間となります。年間の投資限度額は120万円です。一方で、つみたてNISAの非課税期間は20年、投資限度額は40万円となります。また、つみたてNISAの場合は金融庁が長期の資産形成にふさわしいであろう投資信託の基準を設けており、選べる商品はすべてその基準をクリアしたものとなります。たとえ100円であっても、世界で活躍するグローバル企業に投資ができる投資信託があります。これをきっかけに視野がぐんと広がるかもしれません。

 3つのラッキーが重なるこの日にスモールスタートで、少しずつ経験を積むのも1つの選択肢です。

過去の自分の決断を見直す:商品選びの前提条件が変わっていないかを確認する

投資経験者の方は、この日を機会に運用商品選びを改めて考えてみるというのも良いでしょう。過去にご自身が選んだ商品について「良い」と判断した理由をすぐに答えられますか?恐らく当時良いと考えたポイントがいくつかあったり、他の商品と比較して良いと考えたそれなりの根拠があったと思います。しかし、それが時間を経て曖昧になっているのだとしたら、もう一度再考してみましょう。

なぜならば「良い」理由にも、前提条件があるのでその条件が変わった時は、もうそれは「良い」ものではないこともあるからです。例えば、株価が下落基調の時は、これが良い、円安基調の時はこれが良いといった前提ありきの商品選びは、前提が変われば商品も変える必要性が高まります。

「ありたい自分」になるため、自分の将来像を具体的に考える

どれもこれも私にはハードルが高いな、と感じた場合は、この良き日にご自身の将来を描いてみてください。何年後に、どこでどのような暮らしをしたいといったことを時系列に書き出してみるのです。そして、その「ありたい自分」になるための経済的な条件も考えてみます。

例えば、5年後に自然豊かな場所に家を買いたい、という思いがあるのであれば、どのくらいのお金が必要なのかも一緒に考えましょう。例えば5,000万円の家なら頭金として10%くらいは用意したいですから、500万円をそこまでに準備しなければいけません。

500万円を5年で貯めるとすれば、年間100万円、月5万円とボーナスで40万円を貯めないと間に合いませんね。するとそれぞれの金額を捻出するために今どのような行動を起こさなければならないかも見えてきます。

なんとなくフワっと考えている自分の将来は、具体化することにより現実になる可能性が高まります。こうなったら良いなを、こうしたい!に変えるのも自分次第です。

一粒万倍日と天赦日、そして大安までも重なる日はそうはありません。この偶然をなんとなく過ごすのか、今までのなんとなくを変える一日にするのかはあなた次第。結局、どんなきっかけであったとしても、一歩を踏み出さないと前には進めないのです。

8月4日、3つのラッキーが重なるこの日を、人生の未来を変える一日にできたら素敵ですね。