<< <<【前編】インデックス投資でアーリーリタイア実現! 個人投資家ローズマリーさん

株価変動にも焦らず、動かないことを意識

――2018年に50歳でアーリーリタイアされたローズマリーさんですが、インデックス投資を続けるうえで「これだけはしない」などルール化していることはありますか? 

株価が大きく変動しても「焦って買い増しをしたり、売ったりしない」ということです。。売買するのはリスク資産と無リスク資産の配分が大きく崩れたときにリバランスするときのみ。特に相場が好調でリスク資産が増えている時こそ資産配分チェックが大切だと考えてます。

実はコロナショックで株価が下がり始めた時に少額ずつ買い増しをしたのですが、買っては下がり、買っては下がり…ということがありました。それで、多少の変動があっても動かないほうがいいと悟りました。

私の場合、現在は収入がないため毎月の生活費で無リスク資産(普通預金)は減っていきます。相場が動かなくてもリスク資産割合はどうしても増えていくので、リバランスしながら淡々とリスク資産を取り崩していくことを意識しています。

お金はモノや経験に変えてこそ喜びにつながる

――リタイア前と後で、お金との向き合い方について変化はありましたか?

アーリーリタイアした直後はあまり変わりませんでしたが、この数年でお金との向き合い方はかなり変わりました。

私の母が節約派で、家計簿もきちんとつける人でしたので、その影響からか以前は私も節約マインドが高かったのです。気になった文房具があっても普通のものより割高だと、たった300円くらいのものでも買うのをためらうことも多々ありました。

しかし今は自分が楽しいと思えることや生活の満足度を高めるために積極的にお金を使うようになりました。お金がなければ何もできませんがお金が何かをしてくれるわけではない、と思うようになったからです。

お金をモノや経験に変えてこそ喜びになると考えるようになり、旅行や山登り、ガーデニングなど趣味を楽しんでいます。「お金のことを気にせず、やりたいことをやろう」と思い切ってマンションをリフォームし、リタイア後の暮らしがさらに快適になりました。

――お金に関して失敗した経験などがあれば教えていただけますか。

かなりの額のお金を知人のビジネスを軌道に乗せるために貸したところ、結局戻ってこないという経験がありました。友人や恋人同士であってもお金の貸し借りは絶対にやめておこうと決めた苦い思い出です。

また、現在は一人暮らしですが、これまでに夫と死別したり、その後再婚したもののうまくいかなかったり…と、人生の紆余曲折とともに、お金について考えざるを得ない場面も経験しました。

――今後の資産の目標や、その資産で実現したいことはありますか?

資産の目標は特に持っていません。毎日平穏に、楽しいことを見つけて生活していきたい。そのために必要なお金を使えればいいなと思っています。

「人生100年時代」と言われますが、100歳まで元気に動けるとは限りません。元気なうちに、やりたいことをやっておきたいですし、お金を理由に何かを諦めたくないと考えています。

お金の不安をなくして心地よい人生を

――これから投資を始めようと考えている20代、30代の方へのアドバイスをお願いします。

お金を増やす基本は堅実な生活をすることです。投資においては、よほどのことがない限り、一発逆転はありません。

収入を得ること・増やすこと、収入以上の支出をしないこと、そして収入と支出の差額を貯めることがお金を増やすには不可欠です。さらに投資をすることで、お金を増やすスピードを上げられます。若いうちから始めれば年月を味方にできるので、なるべく早いうちから投資に触れることをおすすめします。

ただ投資したお金が減ってしまう局面に遭遇したとき、投資をやめたくなるかもしれません。そんな時でも投資を続けていくために、薄いもの一冊でいいので投資の基礎を学べる本を読んでおくといいと思います。

投資を始めたばかりの頃は、毎月の積立額や資産額大きい人のことが気になったり、一日でも早く大きな金額を手にしたいと焦ってしまうこともあるかもしれません。でも投資資金を作るために節約一辺倒になるのではなく「今しかできないこと」にもしっかりお金を使ってほしいですね。

――未婚、離婚や死別など様々な理由で誰もが「おひとりさまの老後」を迎える可能性がある中で、ローズマリーさんのように経済的に自立して人生を楽しむヒントを教えていただけますか。

若いうちは、ぜひとも仕事を続けてほしいと思います。私は夫との死別や再婚、離婚などを経験し、人生には想定外の出来事がいろいろと起こるものだと痛感しました。それに対応するには、ある程度のお金が必要です。そのためには働いて収入を得て、それを投資して増やすことが大切ではないでしょうか。特に女性の場合、結婚や出産などで仕事をやめざるを得ない場面もあるかもしれません。それでもなるべく続けられる方法を探して、自分で収入を得る手段を手放さないでほしいです。

自由に生きるためには、ある程度のお金が必要です。お金があれば自由を買うことができる、とも言い換えられます。お金の面での不安がないことは心地よく日々を過ごすために大切です。ぜひ、投資にもチャレンジしてみてください。

―――本日はどうもありがとうございました。

※本インタビューは2022年12月19日に実施しました。
※本内容は、個人の経験に基づく見解であり、当社の意見を表明するものではありません。
※投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようにお願いいたします。