松本大のつぶやきの記事一覧
相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。
毎週金曜日更新
ゲル
マネックスのオフィスの向かいには高校が2校並んで建っています。学校の壁面は、ガラス窓が大きな部分を占めています。古い学校のせいでしょうか、ガラスの面は完全な平面ではないようで、微妙に歪んでいます。そこでふと思い出したのですが、ガラスってゲル状のコロイ...
モノの数え方
1個、2個。1人、2人。日本語ではいろいろな数え方が、数える対象で決まっていますが中には不思議なものもあります。例えば、蝶々は1匹、2匹ではなく、1頭、2頭と数えますが、これはどうもしっくりきません。お寿司にいたっては1カン、2カンと数えますが、どの...
アマゾン・ショック
本日の新聞報道によると、アマゾン・ドット・コムのアフリエイト・プログラム(契約を結んだサイトからアマゾンに顧客が紹介・転送されて本を購入すると、そのサイトがアマゾンから手数料を貰える仕組み)がビジネス・モデル特許を米で取得したそうです。これは潜在的に...
ヴォラティリティー
以前にシャープ・レシオのことを書いたことがあります。似た考え方で、株価の毎日の変化率の標準偏差を取り(それがヴォラティリティー)、例えば気になる株の過去半年ぐらいの価格の変化率を、そのヴォラティリティーで割ってみると、興味深い数字が出るのではないでし...
酒気帯び運転
どんなにお酒に強い人でも、どんなに判断がしっかり出来ると信じていても、お酒を呑んで車を運転すれば酒気帯び運転で捕まります。それは個人差はあっても、お酒が入っていると医学的にやはり判断が遅くなったり、間違えたりすることが多いからでしょう。個人差をいちい...
佐久間さん
本日DKAの佐久間さんと、マネックスのオフィスで対談しました。とても楽しかったので、対談というよりは時事放談のようになってしまいました。特に興味深かったのは、投資対象銘柄が少ない時と多い時で投資スタイルが違いますかという私の問いに対して、それよりも投...
ネット狂騒曲
香港のトム・ドット・コムの公開の話は御存じでしょうか?設立して間もない会社ですが、大財閥が後ろ楯であることと「ドット・コム」であることから大人気を博し、何と2000倍近い公募申し込み倍率になりました。香港上海銀行の九龍にある支店の前には、何と5万人が...
B2B
いわゆるEC(エレクトロニック・コマース)において、企業間のビジネスをB2B(ビジネス・トゥ・ビジネス)と言います。今日本でよく騒がれるECは通常B2C(ビジネス・トゥ・コンシューマー)になります。消費者あてのビジネスです。物販も、オンライン証券もそ...
電話番号
電話番号は固定機も携帯もこの数年の間に桁数が増やされました。番号が足りなくなったからでしょうが、素朴な疑問があります。市外局番とは、電話事業主にとってどれくらい特別な重要な意味があるのでしょうか?。特に携帯電話においては、利用者からするとほとんど意味...
省略の美学
私はドキュメンタリーよりも小説、小説よりも詩の方が好きです。映画も写真も、カラーより黒白の方が好きです。説明され尽くされないところに、受け手が自由に想像できる部分が残されています。蓮実重彦氏はこのことを省略の美学と称されましたが、現代のコンピュータ、...
不良債権とネット
三菱商事が、ネット上での金融機関の不良債権の売買を事業化するらしいです。これはさすがに意外です。債権、特に不良債権というと一つ一つがユニークなもので、債務者の名前であるとか、特定の条件であるとか、いわゆる非公開情報がないと値決めが出来ないものです。イ...
日本国国債の格付け
我が国の債務の格付けを、ムーディーズ社が最上格のAaaから、一段下のAa1に引き下げたのは2年ぐらい前のことだったでしょうか。当時、「世界最大の債権国がどうして最上格でなくなるのか」などの議論が活発にされましたが、本日、ムーディーズがこの格付けの再引...
株と債券
一般に株が上がる時は金利も上がり、債券の値段は下がります。景気の悪い時は、流動性を高めるために金利は下がり債券の値段は上がりますが、当然株は弱いものです。このように、株と債券の値段は通常逆向きに動きます。ヨーロッパやアジア、日本は当面エクイティの時代...
寿司
(システムのレスポンスが遅くなることがあることにつき、メンバー・ログイン後のホームページにて御説明しております。メンバーの方は宜しく御査収下さい。)お寿司に正しい食べ方があるでしょうか?記憶が完全ではないのですが、志賀直哉の小僧の神様に記述があったよ...
値段の形成と取引量
テクニカル分析の一種に、値動きだけでなく、その値段でどれだけ取引が成立したかを考慮に入れるものがあります(価格帯別出来高チャートなど)。どれだけのリスク・マネーがその値段経路の中で人の手を移動したかを知ることによって、その道を逆戻りする際の抵抗を推し...
円の国際化
一昨日でしょうか、大蔵相首脳が、日本の企業が海外企業との取引の決済をする際にもっと円を使うようにと苦言を述べられたそうです。これは例えばコンピュータのプログラミング言語にアルファベットではなくて日本語をもっと使おうというような話であって、あまり意味が...
右回り・左回り
陸上競技のトラックはいつも左回りですが、あれは心臓が左にあることと関係あるのでしょうか。首都高速のカーブは、右曲りのカーブの方が事故が多いと聞いたこともあります。車だけの話ならハンドルのつき方の影響もあるでしょうが、バイクでも同じだということだったと...
均衡ポートフォリオ
日本における様々な資産に投資したとします。そして擬似タイム・トリップをして、今から5年後まで行ったと想像して下さい。そこから5年間を振り返ってみて、果たして様々な資産のリターンの平均はどれくらいだったかを想像してみて下さい。資産には金融資産(預金、株...
思いこみ
最近しばしば算数・物理クイズを出しましたが、ここでちょっと面白い問題を披露致しましょう。できれば今までのクイズを一度読み返した後で読んで頂いた方がいいと思います。ある人が池に石を投げました。するとその石はもぐったり、しずんだりしました。さて、どうして...
イメージと現実のギャップ
50人のクラスがあります。その中で誕生日が同じ人が少なくともひとくみいる確率はどれくらいでしょうか?感覚的には低そうですね。しかし答えは97%です。ある人に対して、もう一人の人が違う誕生日である確率が365分の364。次の人が先の二人と誕生日が違う確...