株価収益率(PER)と株価売上高倍率(PSR)。企業の時価総額を査定する際に、収益(収入マイナス費用)の何年分であるかという比較手法が一般的でしたが、昨今では費用を一切無視して収入の何年分であるかという比較の仕方が、ネット・ビジネス企業に関しては一般化しています。ある意味で信じにくい指標ですが、要はネット・ビジネスは装置産業であって、一旦システム投資をし顧客を獲得すれば、あとは収入だけが伸びて行き費用は一定であるという考えに基づいているのでしょう。
本当にそうでしょうか?私は概念的には賛同しますが、実際の企業を見るとき、広告・宣伝費などに経費を使い過ぎていて、結果この考え方を証明できなくなってきているビジネス・モデルもママあるように思われます。技術は道具。道具は使いようですよね。