相場や金融についてはもちろん、大切な旧友のこと、大好きなお寿司のこと、嬉しかったこと、切ないこと、腹の立つこと、未来への希望、、、マネックス 松本大(まつもとおおき)がジャンルを問わず綴ります。マネックスみんなのつぶやきはこちらでお読みください。
毎週金曜日更新
ベース
先日、或るレセプションに着物で参加しました。場所はハーグ。国際刑事裁判所や国際司法裁判所がある、国連に似た雰囲気のある場所です。場所は某国大使公邸。人権擁護NGO(HumanRightsWatch=HRW)のレセプションでした。ハーグもHRWも、極めて国際的で、各国・各民族...
大統領選の行方と賭けマーケット
アメリカ大統領選まであと20日を切りました。さてどちらが勝つやら。選挙の行方を知る方法として、比較的信頼されているのが世論調査以上に、アメリカでは「賭け」のマーケットです。どちらが勝つかの賭けマーケットが開かれているので、そこでのオッズから選挙の行方を...
スタートアップ改革案
東京大学にエンダウメント型で作られた東京大学応用資本市場研究センター(略称:UTCMR)は、5月にその政策提言第1号として「上場企業の配当を損金算入するべき-株高効果も」を発表しましたが、本日、政策提言第2号として「東証グロース市場のIPO企業の低成長問題-ハ...
政治とマーケット
政治とは、住みやすい社会を作るために施策を行うことと辞書にありますが、私には中々分からない対象です。多くの人は政治や政治家のことは好きではないけれどとても大きな興味をもって見ています。まるでアンチ巨人が実は巨人の選手のことに詳しいのに似ています(因み...
総裁選
今、本日金曜日の正午過ぎに、このつぶやきを書いています。明日の広島での全国投資セミナー等のため、広島に向かう飛行機の中です。地上に居たら、自民党総裁選の中継にかぶりついていたことでしょう。そして広島に着いたら色々やることがあるので、今、つぶやきを書か...
ニューヨークの中の日本
一週間のニューヨークへの出張を終えて、深夜に出る便で東京に帰ります。毎回々々、何度来ても思うことですが、ニューヨークは元気を私に与えてくれますが、同時に課題を突きつけてくる、楽しいけど厳しい場所です。それはそれとして、今回のアメリカ・ニューヨークで受...
選挙の行方
色々用事があり、またニューヨークに来ました。昼頃に着いたのですが、そのままたくさん仕事しています。いつも思い、その度につぶやきに書いてますが、やはりニューヨークは水が合うというか、仕事しやすくて、様々なものごとが前へ、広く、進む傾向が私にはとても強く...
ノリの良さ
昨日ディナーをしたMさんは、76歳の大先輩でしたが、とにかくやたら元気で心底ビックリしました。動きが軽い、表情が若い、色々と新しいことも勉強されている、頭脳明晰、そして何よりも話のテンポが最高に良くて、真正面で顔だけ見て話していると、50代の人と話してい...
備えあれば憂いなし
アメリカ大統領選は、あと2ヶ月ほどになりました。さてどちらが勝つことやら。トランプとハリス、という構図で見ると、かなりキツい選択だなぁとも感じるのですが、共和党対民主党と捉えると、全米人口のざっくり半々が両党に分かれているので、大変重要で中身のある選...
ニッポンの夏
この一週間、また色々なことがありました。自民党総裁選の進捗、アメリカ大統領選の進捗、マーケットの回復、等々。しかし私の中で大きいのは、「夏」が終わり始めたということでしょうか。まだまだ猛暑が続いていますが、朝晩は30度を超えない日もあり、ピークは過ぎた...
リスク
マーケットは、幸い、先週のつぶやきで予想した通り、未だ不安定ではありますが、値を戻してきました。本当に良かったと思います。一週間とは長い時間で、この一週間にも岸田首相の突然の総裁選不出馬宣言や、大型台風による混乱など、様々なことがあります。台風7号・8...
マーケットの今後
毎週金曜日にこのつぶやきを書いていますが、二週間前に「マーケットは夏バテか?」、一週間前に「急落」、という題名で書きました。果たして、今週月曜日にマーケットは暴落しました。何が起きたのか、これからどうなるのか、はまだ分からないことも多いですが、恐らく...
急落
一週間前、「マーケットは夏バテか?」とのつぶやきを書きましたが、昨日・今日の日本株式マーケットは大きく下げました。特に今日の下げはキツく、戦争が始まるとか大地震が起きたとか、或いはどこか大会社が急に倒産したとか、そのようなイベントなしに、世の中の生活...
マーケットは夏バテか?
夏バテです。とは云っても私のことではなく、マーケットのことです。2週間前にトランプが銃撃されて、今後どうなるんだ?!と動揺し、更にトランプが次の大統領になる!と云う激動の思惑の変化の中では、リスクが高まっていたと思われるにもかかわらず、投資家はリスク...
トランプの変化
一週間前につぶやきを書いた翌日にトランプが銃撃を受け、その顛末とトランプの対応から、世界の様相は大きく変わって来ているように見えます。選挙の行方に限らず、選挙のあり方も大きく変わるかも知れません。即ち、民主党が大統領候補を変えることは十分ありそうです...
発熱
「発熱」とは、芥川賞作家の辻原登さんが24年ほど前に日経新聞の朝の連続小説で書かれた現代小説です。実はこの小説には少なくとも2名のモデルが居たのですが、そのひとりが私でした。当時辻原さんは一週間ほどマネックスのオフィスに一日中居て雑然とした中で何やら書...
長期リターン
お暑うございます。人の体温を超えるような猛暑が続く今日この頃、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?「あつい」という言葉には色々な意味があって、篤い、暑い、熱い、厚い、などあり、特に篤いなどは同じ字でも全く逆のような意味も持っているので、甚だしく紛らわし...
株主総会と米大統領選挙
一週間は長いものです。今週の初めには先週の土曜日に行ったマネックスグループの株主総会について書こうと思っていたのですが、週の半ばでは為替について、そして今日はアメリカ大統領選について書きたくなりました。日々目まぐるしく、一週間前のことの印象は既に薄く...
株主総会2024
明日はマネックスグループの株主総会です。私にとっては25回目の上場企業株主総会の議長を務めることになります(24回の定時総会と1回の臨時総会)。その意味では、慣れているかと聞かれれば慣れていますが、株主総会が上場企業グループにとって一年で一番大切な行事で...
トランプ、ドル、ニューヨーク
今、ニューヨークに出張で来ています。ニューヨークは知り合いも多く、色々なことが肌に合うというか、私にとってはこの上なく心地良い土地であり、今回も私なりに楽しんでいます。ミーティングで会う人に、大統領選=トランプとバイデンどちらが勝つか?についてもおま...
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 兼 代表執行役会長、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、現在代表執行役会長。株式会社東京証券取引所の社外取締役を2008年から2013年まで務めたほか、数社の上場企業の社外取締役を歴任。現在、米マスターカードの社外取締役、Human Rights Watchの国際理事会副会長、国際文化会館の評議員も務める。