我が社では創業直後から学生アルバイトをずっと採ってきましたが、いつからか彼らは「つくし」と呼ばれるようになりました。もう17代目になり、つくし卒業生は100人を超えると思われます。そんなつくし卒業生のひとりが、彼は某大手証券会社に勤めているのですが、ロンドンに転勤することになりました。そこでつくしの仲間達(彼の先輩や後輩)や数名の当社社員によって壮行会を開きました。単なる飲み会ではあるのですが、掛け値なく楽しい時間で、何よりも彼のつくしコミュニティに対する気持ちと、つくしの仲間たちの彼に対する気持ちが、なんか同じように気にしている、愛情と云ったら云いすぎかも知れませんが、同じ"情"がお互いあるようで、それが心地いいものでした。
私はシルベスター・スタローンの「ランボー2・怒りの脱出」が好きなのですが、私にとってあの映画の印象の99%以上はエンディングのランボーのセリフです。スタローンは、あの最後のセリフを云いたいが為に、ただそれだけの理由であの映画を作ったのではないかとさえ私には思えるのですが、それは国(アメリカ)が、ベトナム兵が国を愛するほど、ベトナム兵を愛してくれていない、と云う思いです。私の記憶が正しければ、大佐の"John, what do you want?"と云う問いに対して、ランボーは"I want the country to love us as much we love the country. That's what we want."と答えます。このセリフはとても印象的で、とても強くて、或る意味切ない、思いです。転勤するつくしは、こんな思いをしなくて良さそうで、幸せだと思いました。若い人には頑張って欲しいですね!