半夏生(はんげしょう)と云う雑節(ざっせつ)があるのを最近知りました。雑節とは、季節の節目の暦日のことで、節分とか、八十八夜がそれに当たります。半夏生は一年の真ん中の日で、現代では「天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日」との定義になっているそうですが、毎年ほぼ7月2日になるようです。
そして同じ半夏生なる草があることも初めて知り、そして初めて見ました。ドクダミ科の背の高い草で、ちょうど半夏生の頃に、一番上の葉っぱの半分が白くなる草です。半夏生の頃に咲く(葉が白くなる)から半夏生とも、葉が半分白くなるから半化粧とも、その名前の由来は不確かなようです。初めて半夏生を見たら、次の日にも違うところで半夏生を見ました。ちょっと不思議な趣のある草で、私には何か霊が宿っているような雰囲気を感じさせました。今年は明日が半夏生です。今頃に降る雨を半夏雨とも云うそうです。日本の季節を表す言葉には情緒があっていいですね。
明日が半夏生と云うことは、今年もちょうど折り返し地点です。今の日本の株式市場には、様々な問題に関して、ちゃんと正しくリスクを見積もって、そして前向きに考えようとする健康的な姿勢があります。要は金融緩和によって、健康体になったのでしょうね。年後半も前に向かって進んでいきたいと思います。