今日、或るパネルディスカッションを頼まれてしたのですが、モデレーター入れて4名で45分というセッションでした。流石に短い。内容が深掘り出来なくて、あれ?もう終わっちゃうの?という感じなのですが、聴衆にとっては飽きなくていいようです。そして最近はそういうパネルが流行っているのだとか。
テレビを見ていても、最近は長い時間で演出された番組は減っていて、パラパラとインターネットでウェブページをザッピングするように、短くどんどん次の話題に転がっていくような演出が増えている気がします。そして実際に、後者の方が飽きなくて、前者はどこか古くさい感じがしたりします。新聞や本からネット上でパラパラと情報を集めることに多くの人が慣れてきており、それに合わせてネット上のコンテンツ以外のコンテンツも影響を受けているのでしょう。
しかしこの手のコンテンツを作る上では、編集力が肝です。自分がネット・ザッピングする時は、自分自身が編集者なので問題ありません。それ以外では、テレビであれば司会者というかMC、パネルであればモデレーターの腕が、コンテンツの質を決定し、受け手が面白く感じるか飽きるかを左右するでしょう。編集力が問われる時代ですね。