東へ西へと云っても陽水の唄ではありません。しかし彼の唄よろしく、先週は東へ飛んでニューヨークに行っておりましたが、昨晩帰国し、今日は西へ新幹線で走り、京都へ一泊出張です。流石にこれだけ東へ西へと移動が続くと若干カラダに応えてきます。普段姿勢のあまりよろしくない私ですが、流石に背筋を伸ばさないと腰がつらいです。ストレッチもちゃんとやらないと。これを機会に猫背が治るといいな、ってそんな都合のいい話はありませんね。

ところで移動の時間は、案外プロダクティブなものです。まとめてメールの処理や、長めの文章を書くことができるので、普段溜まっている仕事を掃き出せます。国際線は新しい映画も観られるので、これは中々重宝します。今回は「Ex Machina(エクス・マキナ)」と云う、1ヶ月前にアメリカでは封切られたばかりのイギリス映画(イギリスでは1月に封切り)を観ました。SFヒューマン・サスペンスとでも云いましょうか。グーグルを彷彿させる現代のインターネット検索の可能性と脅威、世界的な盗聴の現実、AI(人工知能)の可能性と脅威、そしてもちろん映像美。しかしそれらを有機的に色付けるのは、いつの時代にも、そして誰にも存在する、普遍的な恋心、欲望などです。

ま、そんなものを観たり、考え事をしたり、物書きをしたり、「数時間」と云う単位で集中できる移動空間は、使いようです。最近、人にとって、時間の使い方ほど大切なものはないと思います。先日アメリカで、著名な起業家が、ひょんなことであっけなく命を落としました。私思うに、You cannot choose how to die, but you can choose how to live. 時間の使い方は斯くも重要です。東へ西へと翻弄されるのではなく、自らがイニシアチブを持って、有意義な時間にする意志が大切ですね。