今日は灌仏です。お釈迦様の像に甘茶をかける日。中学生の頃でしょうか、学校で徒然草を読まされ、灌仏なるものを覚えました。『「灌仏の比(ころ)、祭の比、若葉の、梢涼しげに茂りゆくほどこそ、世のあはれも、人の恋しさもまされ」と人の仰せられしこそ、げにさるものなれ。』-色恋大好き人間であることを自他共に認める兼好法師が、敢えて他人の言葉として「人の恋しさもまされ」と云うあたり、この時節は特別に恋心が強くなり、兼好はその気持ちを抑えることが出来なかったのでしょう。しかし何となく春よりも秋の方が恋心は強くなりそうですけどね。希代の色恋好きは、年がら年中気持ちが抑えられなかったのでしょうか。

昨晩は、40年以上のレンジにまたがった中高の同窓が40人程度集まり、母校のために、後輩のために、何が出来るかを熱く語り、今晩は中国・杭州で、二国、もしくは三国にまたがるコラボレーション、夢の追究を、これまた熱く語ることになるでしょう。お釈迦様の誕生日の頃は、人の営みが多い時期なのかも知れませんね。