北陸新幹線に乗りました!と云えたら良かったのですが、残念ながらそうはいきませんでした。然しながら、北陸新幹線を見ました!やや迫力に欠けますが。
土曜日、北陸新幹線開業の日、私は仙台で開かれる当社の全国投資セミナーに出席するために、朝の東京駅に行きました。東北新幹線用の改札は、やたら混んでいて、何やら異様な雰囲気を感じました。iPod&ノイズキャンセル付きイヤホンで音楽を聴いていたので、何かしらアナウンスはされていたのでしょうけれども全く耳に届かず、どうしたんだろう、大規模な修学旅行でもぶつかったかな、程度に思っていました。改札の中でも電光掲示板の写真を撮る人が大勢いて、これも不思議に思いました。ホームに上がってようやく気が付きました。そうです、北陸新幹線の開業日であり、東北新幹線と北陸新幹線は改札が一緒だったのです。
東北からの帰りの東京駅ホームでも同じホームの反対側に止まる北陸新幹線の車体を間近で見ることが出来ました。うーむ。私は乗り鉄でも撮り鉄でもありませんが、この車体は中々美しいと思いました。塗装が、特にその配色が、そう思わせたのかも知れません。全国投資セミナー後、ちょっと寄り道をして在来線も乗ったのですが、駅に止まっている時に高架を新幹線が通過すると、その質の高い重量感のある轟音に痺れます。新幹線の技術って凄いですよね。日本中の多くの都市が、この新幹線網で繋がっていく。
日本の地理的規模、人口集中のあり方などを考えると、例えば航空網の充実よりも高速鉄道の方が、戦後の日本の復興にとって最適であると、綿密な調査・研究をしてアドバイスしたのは当時の世銀(世界銀行)です。東海道新幹線は世銀からの借り入れによって建設されました。新しい上級客車を、一等とか特等と呼ばずに、新しい時代だからグリーンと呼んだら?とアドバイスしたのも世銀だそうです。その頃から始まった日本の新幹線。故きを温ねて新しきを知る。北陸新幹線もそのようなコンセプトでしたっけ。近いうちに実際に乗車したいと思います。