この原稿を書いているのはまだ日中ですが、今、再び八戸へ向かっています。前回は空路で三沢に行こうとして、上空まで行って引き返すという顛末になってしまいました。なので今後は淡々と往復東北新幹線で行くこととしました。西へ行く新幹線と、北へ行く新幹線とでは風景が違います。いや正しくは雰囲気が違うと云うべきでしょうか。風景はそんなには違わないかも知れません。しかし空気感が違う。これは車内の雰囲気、音が違うせいかもしれません。それは即ち、乗っている人の雰囲気が一般に違うのでしょう。
日本国内で移動する時、私はいつも戦国武将・大名がいた時代に、ここはどういう場所であり、武将・大名はどのような思いを持ってこの地に居たのか、ということに思いを馳せます。学が足りないので、思い浮かべるだけで答えを見つけることは不可能であり、インターネットで歴史や地理を調べることになりますが、江戸時代からその土地々々の雰囲気はあまり変わらないのではないか、というのが私の見解です。但し、「県」によって性質があるのではなく、「藩」によって性質が定義されます。その意味では八戸は南部藩。明日はここ八戸で全国投資セミナーも開きます。雰囲気は、土地の人の話(考え方)と食べ物に一番強く出るでしょうか。昼に夜に、南部の雰囲気を堪能したいと思います。