今年はマネックス創業15周年です。そこで簡単な小冊子を作りました。タイトルは「未来をつむぐ」。社員や関係者用の非売品です。過去に囚われてはいけないが、マネックスの記憶を紡いで語り継ぐことは、ステークホルダーの皆さんにマネックスの人格を理解してもらう上で意味があり、そしてマネックスが今後も冒険して成長していく際に、その道を照らす一助になるのではないか。そういう思いから、この本を作りました。読みやすいように、エピソードを厳選・抽出し過ぎたのか、15年ってこんなもんか、と思うほど薄くなってしまいました。ただそれは物理的な薄さで、丁寧に見ると、一つ一つのエピソードの間の幅が大きく、15年の厚みを感じました。同じような幅を維持して、年輪を重ねていきたいと思います。
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。