おばあちゃんに会いました。大正2年生まれ、97歳のおばあちゃん。以前にも書いたことがありますが、私を造る4つのジーンのうち、私の脳的基本性能を最も強く規定しているように感じるおばあちゃん。ちょっと久し振りに会ったのですが、以前と同じ視線を見て、同じセリフと声を聞きました。そして握手を交わして、肌を通して、綿々と続く心がお互いに触れたように感じました。
肉体、脳、感情、性格、見た目、心、その他。おばあちゃんから貰っているのは、脳的基本性能だけではなく全てなのだと-もちろん濃度は薄まる訳ですが-、そう思いました。おばあちゃんいつまでも元気でね。そして私の中にもいつまでもおばあちゃんはいるのでしょう。るるるん♪
- 松本 大
- マネックスグループ株式会社 取締役会議長 、マネックス証券 ファウンダー
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ソロモン・ブラザーズ・アジア証券会社を経て、ゴールドマン・サックス証券会社に勤務。1994年、30歳で当時同社最年少ゼネラル・パートナー(共同経営者)に就任。1999年、ソニー株式会社との共同出資で株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)を設立。2004年にはマネックス・ビーンズ・ホールディングス株式会社(現マネックスグループ株式会社)を設立し、以来2023年6月までCEOを務め、その後代表執行役会長。2025年4月より会長(現任)。東京証券取引所の社外取締役を5年間務め、政府のガバナンス改革会議等に参加し、日本の資本市場の改善・改革に積極的に取り組んで来た。ヒューマン・ライツ・ウォッチの副会長を務め、現在は米国マスターカード・インコーポレイテッドの社外取締役。東京大学法学部卒業。