最近夢を見ます。私は基本的にはあまり夢を見ない性質(たち)なのですが、最近は何故か見る回数が増えた気がします。
もうひとつの変化にも気付きました。以前は「起きて欲しくないこと」を見ていた気がするのですが、最近の夢は「起きて欲しいこと」のような気がするのです。不思議です。そもそもどこまでが現(うつつ)の空想で、どこからが夢なのかも定かでないのですが、何かしらの変化は起きているようです。どうしてでしょう?思い当たる節がある気もしますが、勘違いかも知れません。
「命にも まさりて惜しく あるものは 見はてぬ夢の 覚むるなりけり」(壬生忠岑・古今集恋歌二)
平安時代の夢は、現実逃避の匂いがします。社会環境からも、そう推測できます。しかし現代に於いて、夢は夢で終わらせてはいけない。きっと実現をしていきたいと、そう思います。