コインチェックグループが、米ナスダック市場に上場しました。現地時間12月11日(水)の朝、私がスピーチをして、コインチェックとマネックスの仲間と一緒に、オープニングベルを押しました。タイムズスクエアの大きなナスダックタワーの円筒型の電光掲示板に、コインチェックグループのお披露目ビデオと、オープニングベルセレモニーの様子が、1時間流れ続けました。
これからコインチェックグループは、ナスダック上場株式という世界最強の買収通貨を活用して、グローバルに暗号資産関連企業・web3企業を買収し、有能な人材を獲得し、大きく成長していきます。マネックスグループが現時点ではコインチェックグループの株式の8割以上を所有しているので、グループ全体の成長戦略を強く推進していきます。
とここまでは会社としてのコメント。ここからは私の個人的な思いです。
1984年、20歳の時、生まれて初めての海外旅行先がニューヨークでした。ジャズが大好きだった私の憧れの地だったのです。そこでジャズ以外にもとても大きな刺激を得て、すっかりニューヨークの虜になり、英語を話せるようになりたい、いつかニューヨークの摩天楼に住みたい、という思いから、ウォールストリートの投資銀行に就職しました。
あれから40年。200回以上ニューヨークには来ました。私にとっては、様々な意味で、憧れと想い出の地であり、そして第2の故郷のようなものです。そのニューヨークのナスダックに、私が代表者である会社が上場して、タイムズスクエアに私の英語のスピーチも流れた。思えば遠くへ来たもんだ。ドキドキするような感覚はないのですが、そしてこれからのアメリカの上場企業としてのプレッシャーを強く感じるのですが、でもやはり、或る重要なチェックポイントを通過したような、何とも言葉で言い表せない感情があります。何か違うことも、これからじわじわ感じてくるのかな。
ゆっくりとそれを丁寧に噛みしめながら、また前を向いて、進んでいきたいと思います。