今日は、先週末と同じネタ、即ちキャンディーズです。すいません。昨日書こうと思ったのですが、昨日はどうしても国会のことを書きたくなり、一日ずれました。

金曜日の晩、果たしてキャンディーズのフィルム・コンサートに行って参りました。その模様については色々と報道されています。いい年したおじさんが本人達のいないスクリーンに向かって紙テープを投げたりしてキモーイとか。何かいけませんか?私はたっぷり堪能させて頂きました。
30年のブランクを超えて、あらゆることを思い出しました。ヒット曲に限らず、ステージでだけ歌った曲でも、イントロが始まれば歌い出しが頭に鮮やかに甦ります。イントロを聞かなくても、曲名を云われただけで、超マイナーな曲でも、メロディとフレーズが口から自然と出ます。明らかに脳細胞の形が変わったまま、30年間残っていたことを実感します。

週末に、CDも聴いてみました。レコードはアルバムもシングルも全て持っていたのですが、今は倉庫の中に入っています。そこでネット上で或るCDセットを土曜の朝に買いました。なんと日曜の朝にはそれが届き、久し振りに聴いてみました。敢えてマイナーな部分を。
おぉぉ、全て覚えている。ひとりでに次のフレーズが溢れ出てくるのです。脳細胞恐るべし。そして更に驚いたことは、その歌も、声も、形も、その雰囲気とか、服装に始まる様々なセンスも、そして解散コンサートの中でリフレーズされた彼女たちの考え方も、その他ノリやら全てのものが、私にはちっとも陳腐化して見えず、或いは「30年前はこんなものが好きだったんだ」とも思わず、ただ全てがストレートに、今の私の趣味に合っているのです。

これは多大なるオドロキです。キャンディーズがオドロキと云うよりも、人の-私の-趣味と云うものが、30年間も全く変わらないと云うことが、恐ろしくオドロキです。三つ子の魂百までとはよく云ったものです。これは同時に、小さい頃の環境の重大さを思い知らされます。
いずれにしろ、先週の金曜日の晩は、私にとってとても楽しいイベントで、加えて「私が何を楽しむか・好むか」を思い出させてくれました。
これからはたまにCDやレコードを聴いていきたいと思います。