【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 52,208.06  △613.92 (7/30)
NASDAQ: 25,122.18  △679.24 (7/30)

1.概況

米国市場は主要3指数揃って上昇しました。半導体関連銘柄に買いが集まり、フィラデルフィア半導体株指数は8.2%高となりました。

ダウ平均は520ドル高の52,114ドルでこの日の取引を開始しました。寄付き後には上昇幅を徐々に縮小し日本時間日本時間0時15分に61ドル高の51,655ドルでこの日の安値をつけました。その後、反発し徐々に上昇幅を拡大して日本時間4時13分に672ドル高の52,266ドルでこの日の高値をつけました。以降は横ばい圏で推移し最終的に613ドル高の52,208ドルでこの日の取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は679ポイント高の25,122ポイントで7日ぶりに反発、S&P500株価指数は121ポイント高の7,437ポイントで反発しました。

2.経済指標等

米国の第二四半期の実質GDPが発表され、前年比1.5%の成長となりましたが、市場予想(2.1%の成長)を下回りました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇、5業種が下落となりました。情報技術が5.2%高、一般消費財・サービスが1.6%高、資本財・サービスが1.0%高となりました。一方で、コミュニケーション・サービスが2.5%安、生活必需品が2.2%安、ヘルスケアが1.7%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中13銘柄が上昇しました。マイクロソフト[MSFT]は前日の決算発表でクラウド事業「アジュール」が大きく伸びたことが好感され、人工知能(AI)の進化で主力の業務ソフトに逆風となることが懸念されていましたが再評価される形となり、株価は15.5%高と大幅高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。そのほか、ゴールドマン・サックス[GS]が4.5%高、アマゾン・ドットコム[AMZN]が3.9%高となりました。一方で、1銘柄が横ばい、16銘柄が下落しました。セールスフォース[CRM]が4.1%安、ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]が3.7%安、トラベラーズ・カンパニーズ[TRV]が3.4%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、スターバックス[SBUX]は四半期決算で調整後1株当たり利益が予想を上回り、通期の見通しを引き上げたことで1.6%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日と同じ4.67%となりました。31日朝のドル円相場は159円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数はマイクロソフトの好決算を皮切りに半導体関連銘柄の上昇が相場全体を牽引し、揃って上昇しました。本日の日本時間早朝にはアップル[AAPL]やアマゾン・ドットコムの決算発表がありましたが、今後も大型企業の決算が相次ぐ予定で、それらに注目が集まります。また、為替市場では30日夜にドル円相場が一時158円割れの水準まで急速に円高が進み、為替介入の可能性が高いとの指摘がされていますが、今後もその円高効果が持続するかは懐疑的な声もあります。

夜間の日経平均先物は1,960円高の63,670円で推移しています。本日は米国市場の上昇の流れを受けて買いが先行するスタートが見込まれます。また、本日は寄付き前に東京のCPI(消費者物価指数)が発表されるほか、場中には日銀の金融政策決定会合の結果の発表、引け後には総裁の会見がありそれらにも注目が集まります。個別株では、昨日引け後に好決算を発表した東京エレクトロン(8035)とみずほフィナンシャルグループ(8411)が物色されそうです。東京エレクトロンは2026年4-9月期の純利益が前年同期比44%増の3490億円となる見通しを発表し、従来予想を210億円上回り、半期として過去最高を更新する水準です。また、修正後の純利益は市場予想も上回りました。みずほフィナンシャルグループは2026年4-6月期の連結決算は純利益が前年同期比46%増の4229億円となったことを発表し、4-6月期として3年連続で過去最高を更新しました。また、2027年3月期の純利益見通しも前期比12%増の1.4兆円に引き上げることを発表し従来から1000億円引き上げました。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)