【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 50,461.68  ▼118.02 (5/26)
NASDAQ: 26,656.18  △312.21 (5/26)

1.概況

米国市場は高安まちまちの展開となりました。米国とイランの間の和平合意をめぐり、引き続き協議は継続しているものの、新たな武力衝突が行われていることで依然として最終合意までは時間がかかる可能性が高いとの見方が市場で広がりました。

ダウ平均は106ドル高の50,686ドルで取引を開始しました。直後に上昇し、日本時間22時45分に205ドル高の50,785ドルでこの日の高値をつけました。その後、下落に転じ日本時間4時12分に223ドル安の50,356ドルでこの日の安値をつけた後は下げ渋り、118ドル安の50,461ドルで取引を終えました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は312ポイント高の26,656ポイント、S&P500株価指数は45ポイント高の7,519ポイントでいずれも4日続伸で最高値を更新しました。小型株で構成されるラッセル2000は51ポイント高の2,920ポイントで同じく4日続伸で最高値を更新しました。

2.経済指標等

5月の米国のコンファレンスボード消費者信頼感指数が発表され、市場予想91.9に対し、93.1となり市場予想を上回りました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち6業種が上昇しました。情報技術が1.7%高となりました。資本財・サービスが1.5%高で続き、素材が1.4%高となりました。一方で、エネルギーが2.8%安、生活必需品が1.7%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中8銘柄が上昇しました。キャタピラー[CAT]が3.3%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。ハネウェル・インターナショナル[HON]が1.7%高で続き、スリーエム[MMM]が1.0%高となりました。一方で、22銘柄が下落し、シェブロン[CVX]が3.5%安、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]が3.0%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、マイクロン・テクノロジー[MU]は26日、外資系証券が目標株価を1,625ドルと従来の約3倍まで引き上げたことが買い材料となり時価総額が1兆ドルの大台に乗せ、19.3%高となりました。また、クアルコム[QCOM]は「TikTok」の親会社であるバイトダンスにAIデータセンター用の半導体を供給することが報じられ、4.5%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は前日比0.08%低い4.48%となりました。27日朝のドル円は159円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国主要3指数は高安まちまちの展開となりました。半導体株の上昇によりナスダック総合株価指数やS&P500株価指数は最高値を更新した一方で、ダウ平均は下落しました。中東情勢をめぐっては、戦闘が継続している状況下で停戦への期待と合意への隔たりが意識されています。夜間の日経平均先物は370円高の65,510円で取引を終えており、本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)