【米国株式市場】ニューヨーク市場
NYダウ: 51,839.26 ▼307.16 (7/20)
NASDAQ: 25,508.07 ▼12.17 (7/20)
1.概況
17日の米国市場は主要3指数が揃って続落しました。中東情勢の悪化や半導体関連銘柄の売りが進み、軟調な展開となりました。
20日の米国市場も主要3指数が揃って続落しました。引き続き中東情勢の悪化が続き、特にイエメンの親イラン武装組織フーシ派はサウジアラビアに対する海上封鎖を表明したことで原油高への懸念が広がりました。
ダウ平均は8ドル高の52,154ドルで取引を開始しました。寄付き直後に上昇し、日本時間22時31分に265ドル高の52,411ドルでこの日の高値をつけました。その後は下落に転じて下落幅を広げる展開となり、日本時間4時15分に364ドル安の51,781ドルでこの日の安値をつけました。以降はやや下落幅を縮小したものの307ドル安の51,839ドルでこの日の取引を終えました。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は12ポイント安の25,508ポイント、S&P500株価指数は14ポイント安の7,443ポイントでいずれも3日続落となりました。
2.経済指標等
主要な経済指標の発表はありませんでした。
3.業種別動向
S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち3業種が上昇、8業種が下落となりました。コミュニケーション・サービスが0.7%高、エネルギーが0.6%高、情報技術が0.1%高となりました。一方、ヘルスケアが1.2%安、素材が0.9%安、資本財・サービスが0.8%安となりました。
4.個別銘柄動向
ダウ平均構成銘柄は30銘柄中10銘柄が上昇しました。マイクロソフト[MSFT]はアドバンスト・マイクロ・デバイシズ[AMD]との提携拡大を発表し、アドバンスト・マイクロ・デバイシズの初のラックスケールAIシステム「Helios」を導入すると明らかにし2.2%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。次にセールスフォース[CRM]が1.8%高となりました。また、アルファベット[GOOGL]は傘下のグーグルの生成AIモデル「ジェミニ」向けに最適化された独自のサーバー用半導体の開発が報じられ1.5%高となりました。
ダウ平均構成銘柄以外では、パラマウント・スカイダンス[PSKY]はワーナーブラザース・ディスカバリー・インク[WBD]の買収の一時差し止めを連邦地裁に命じられたことで2.1%安となりました。
5.為替・金利等
長期金利は前日比0.05%高い4.59%となりました。21日朝のドル円は162円台前半で推移しています。
VIEW POINT: 今日の視点
米国主要3指数は中東情勢の悪化による原油高が懸念され揃って続落しました。仲介国は情勢鎮静化のため新たな停戦案を提示しているものの、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海の要衝であるバベルマンデブ海峡の封鎖を表明しており一段と情勢悪化が懸念されています。ただ、フィラデルフィア半導体株指数は4日ぶりに反発し、半導体関連銘柄の一部が買われたことで下値は抑えられる形となりました。
夜間の日経平均先物は1,020円高の65,080円で取引を終えており、直近の大幅下落からの自律反発で本日の日本市場は買いが優勢でのスタートが見込まれます。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 荒谷 義孝)
