先週7月17日の日経平均は2,694円安(4.0%)安と大きく下落しました。ここまでの株高をけん引していた半導体関連銘柄に陰りが見え始め、伸び悩んでいる様子です。一方で、内外の主力銘柄の決算が相次いで発表されており、企業業績やガイダンス次第では再び上昇基調で推移する展開も見込めるでしょう。今回は、決算発表シーズンの中にあって、直近1ヶ月においてアナリストのレーティングが上昇した銘柄をピックアップします。
<抽出条件>
・TOPIX構成銘柄
・時価総額が1000億円以上
・直近10期のうち収益成長が7期以上プラス
・カバレッジアナリスト数が3人以上
・利益の縮小を予想したアナリストがいる銘柄は除外
・アナリストレーティングの上昇幅が高い順に15銘柄を抽出
リストを確認すると不動産サービスを展開するトーセイ(8923)やドラッグストアチェーンのツルハホールディングス(3391)などがピックアップされました。トーセイは、直近で再生物件の売却が好調と指摘されたほか、顧客基盤の拡大による持続的な成長を見込むアナリストコメントがあるなど、先行きへの期待感がうかがえます。加えて、アクティビストとして知られるダルトン・インベストメンツが同社株の保有割合を前回の大量保有報告書提出時より上昇させていることが判明するなど、機関投資家の注目の高まりが感じられます。ツルハホールディングスは、ウエルシアとの経営統合もあって、2026年3-5月期の売上高は前年同期比2.3倍の6368億円、営業利益は同94%増の242億円と大幅成長となりました。決算内容は経営統合による効果が大きいものの、アナリストからは「経営統合のシナジー創出も計画以上に進捗している」といったコメントもあり、先行きでの業績拡大が期待される銘柄と考えられます。
そのほかの銘柄でも、アナリストのレーティング上昇に反して年初来騰落率は出遅れている銘柄が散見されます。半導体関連銘柄から物色の広がりが見られる局面において、出遅れ×アナリスト評価上昇といった判断軸で銘柄探しを進めてみても良いかもしれません。
