東京市場まとめ

1.概況

日経平均は402円高の64,544円と反発して取引を開始しました。先週17日の日経平均は一時4,000円超の下落となる大幅安となった反動もあり、買いが優勢でのスタートとなりました。序盤から堅調な推移となり、前引けは1,114円高の65,255円となりました。

後場は一段高となりました。高値圏での推移となった日経平均は最終的に2,091円高の66,232円で高値引けとなりました。

TOPIXは95ポイント高の4,014ポイント、新興市場では東証グロース250指数が8ポイント高の704ポイントでともに3営業日ぶりに反発しました。

2.個別銘柄等

キオクシアホールディングス(285A)は17.2%高の61,060円をつけ、大幅反発となりました。先週17日はストップ安水準まで売られた反動に加え、20日の米国市場でマイクロン・テクノロジー[MU]やサンディスク[SNDK]が上昇したことも買い材料となりました。

任天堂(7974)は4.1%安の6,993円をつけ、3営業日ぶりに反落しました。今月23日には、スイッチ2向けソフト「スプラトゥーン レイダース」の発売日が予定されている中で、信用買い残が多いことや株価の上値の重さを嫌気した売りが出ました。

三菱商事(8058)は4.9%高の4,664円をつけ、3営業日ぶりに反発しました。19日、日本経済新聞が「三菱商は米穀物メジャーのアーチャーダニエルズ・ミッドランド[ADM]と連携し、再生航空燃料(SAF)生産を検討する」と報じました。穀物関連のサプライチェーンを生かした事業領域の拡大が収益増につながるとの期待感が買いを呼びました。

川崎重工業(7012)は2.7%高の2,676円をつけ、反発しました。20日、日刊工業新聞が「川重が米ボーイング[BA]の中型旅客機『787』向けの部品を新たに受注した」と報じました。2027年1月から出荷を予定しているとし、新規受注が買い材料となったほか、相場全体の地合いの良さも株高につながりました。

リカバリーウェアを販売するTENTIAL(325A)は一時11.9%高の1,827円をつけ、年初来高値を更新しました。17日、国内証券が同社の目標株価を従来の2,067円から2,300円に引き上げており、これを材料視した買いが入りました。

チャットプラス(598A)はストップ高水準となる21.9%高の2,784円をつけ、大幅反発となりました。先週15日に東証グロース市場に上場した同社は、上場以来、荒い値動きとなっており、値幅取りを狙った買いが殺到したようです。

VIEW POINT: 明日への視点

日経平均は2,091円高で、大幅反発となりました。自律反発狙いの買いに加え、キオクシアなど半導体関連株への買いが上昇をけん引しました。今週も日米の主力銘柄における決算発表が注目材料となる中で、米国では現地時間本日(21日)にチャールズ・シュワブ[SCHW]、ゼネラルモーターズ[GM]、エムエスシーアイ[MSCI]、キャピタル・ワン・フィナンシャル[COF]などの決算発表が予定されています。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)