2026年に入り、早くも1ヶ月が経ちました。米国市場のこの1ヶ月は機関投資家などの主要なベンチマークとされるS&P500株価指数が1.4%上昇と底堅い値動きとなっています。一方で、小型株で構成されるラッセル2000指数は1ヶ月で5.3%高となり、S&P500株価指数をアウトパフォームしました。
小型株への資金流入がみられる中で、今回はそのラッセル2000指数において年初来騰落率で上昇上位15銘柄をピックアップしました。リストをみるとヘルスケアセクターが上位を占めることがわかります。また、2025年から意識される米中対立もあり、国内でレア・アースのサプライチェーンを構築するUSA・レア・アース[USAR]などにも資金流入が見られます。
一般的に小型株は、借入依存度の高さから利下げ局面や景気回復局面で相対的に優位とされています。米国内の景気も堅調に推移すると見込まれるほか、労働市場や物価それぞれに懸念材料があるものの2026年も利下げサイクルは続くとの見方が優勢で、この点も小型株を支えている要因でしょう。
もっとも、足もとでは次期FRB(米連邦準備制度理事会)議長にウォーシュ元FRB理事が指名されたと報じられており、同氏は市場が見込むほどハト派的ではないとの見方がされています。実際に報道のあった1月30日のラッセル2000指数は1.6%安と大きく下げるなど、好調であった小型株を見極めるには、米国の政策金利見通しが重要でしょう。
