連休中のCME日経平均先物は54,000円台まで急騰

日経平均株価とTOPIX(東証株価指数)は、2024年8月と2025年4月の急落後の強い戻りで形成した月足ローソク足の長い2本の下ヒゲ足で下値が固まり、上値追いの展開となっています。2本の足の「脚立」が出来上がり、高い場所(水準)に手が届くようになり、その動きは2026年に入っても、なお続いています(図表1)。さらに、1月6日の日経平均株価はほぼ高値引けの陽線を形成し、2025年10月31日以来の史上最高値を更新しました。

【図表1】日経平均(2年、月足、ローソク、白黒)
出所:マネックス証券ウェブサイト(2026年1月13日時点)

2024年8月に急落する前の7月高値が42,224.02円で、8月の急落後につけた安値が31,458.42円です。この高値と安値の値幅に対する倍返しの上げとみれば、53,000円あたりが最初の上値の目安となります。取引時間ベースでみると、53,700円あたりとなり、今週(1月13日週)にも届きそうな水準です。また、1月9日の深夜、高市早苗首相が衆議院を解散する検討に入ったとの一部報道を受け、連休中のCME日経平均先物は54,000円台まで急騰しました。

東証グロース250指数も2025年8月以来の「陽転」となった

一方、東証グロース250指数も堅調に推移しており、2026年に入ってからは大発会こそ日足は陰線でしたが、先週(1月5日週)末の1月9日まで4日連続の陽線で上値を伸ばしました。大きな変化といえるところは、2025年11月28日につけた直前の戻り高値(699.53ポイント)を終値ベースで上回ったことです。2025年4月急落後の安値からの上昇相場は8月19日高値(800.62ポイント)で一服し、その後は戻り高値を切り下げながらの下降トレンドが続いていました(図表2)。

【図表2】東証グロース250(1年、日足、ローソク、白黒)
出所:マネックス証券ウェブサイト(2026年1月13日時点)

しかし、この戻り高値を上回ったことで、ようやく上昇トレンドに変化した可能性が高くなってきました。トレンド転換を判断する新値三本足が週足で2025年8月以来の「陽転」となった点も注目に値するポイントとなります。

東証グロース250指数の好転をきっかけに強弱が逆転する可能性

以前、2025年6月3日のこのコラム「【日本株】東証グロース250は2本の足で下値固まる」でも書きましたが、東証グロース250指数も2024年8月と2025年4月の急落後の強い戻りで2本の足が形成され、「脚立」のような強い足が形成されました。

2020年のコロナショック後の安値から上昇が続いている日経平均株価とは違い、東証グロース250指数は2020年10月高値(1,365.49ポイント)から下落基調が続いていました。そのため、2025年8月以降でみた短期的な波動の強弱の違いが生じても何ら不思議ではなかったのです。

ここからは上値の目安に近づいてきた日経平均株価よりも、東証グロース250指数の好転をきっかけに強弱が逆転するのではないか、という発想が必要になってくるかもしれません。ただ、そうなった場合でもこれは短期的なシナリオとなりそうです。