皆さん、明けましておめでとうございます。

企業業績の着実な成長と金融緩和への期待感で、2025年の米国株は3年連続の上昇

2025年の米国株市場は、決して平穏な一年ではありませんでした。トランプ関税を巡る不透明感に振り回され、AI投資についても「バブルではないか」という懐疑的な見方が繰り返し浮上しました。そのたびに株価は調整局面を迎えましたが、結果として2025年のS&P500は年間+16.4%、配当金再投資を含めたトータルリターンでは+17.9%と、力強い上昇で1年を終えました。

2025年12月24日には、S&P500が6,932.05ポイントと史上最高値を更新しました。1年前に私が想定していた「7,000ポイント」にはわずかに届かなかったものの、ほぼ射程圏内まで上昇し、2025年は総じて強い相場だったと言えるでしょう。

1年前には「米国株は割高だ」という指摘も多く聞かれましたが、実際には企業業績の着実な成長と金融緩和への期待感が市場を下支えし、米国株はこれで3年連続の上昇となりました。AI関連企業の業績も引き続き堅調で、2025年もテクノロジーセクターが市場を牽引しました。その結果、テクノロジー比率の高いナスダック100指数は+20%、トータルリターンでは+21%の上昇となりました。

為替を気にする必要がなく、「マーケットに居続ける(STAY INVESTED)」ことが正解だった1年

2025年は、「日米金利差の縮小」や「日本の利上げ」を背景に、円高・米ドル安が進み、米国株投資には不利になるという見方も多くありました。しかし、結果的に円建てでみても、S&P500は+16%、ナスダック100は+19.8%と、為替を大きく気にする必要はなかった展開となりました。

私が2024年12月のこのコラムで書いた通り、「マーケットに居続ける(STAY INVESTED)」ことが正解だった1年だったと言えるでしょう。(私の2026年末のS&P500のターゲットは7 , 700ポイントとしており、2026年も米国株市場に居続けることを提言しています。)

先進国だけでなく、新興国にも注目を

2026年の年初の特徴的な動きとして、MSCI先進国指数が+0.33%、そしてMSCI新興国指数が+1.79%と、新興国株が相対的に強い動きとなりました。    

振り返ると、2025年は    
MSCI先進国株指数:+19.5%    
MSCI新興国株指数:+30.6%    
と、新興国株が大きくアウトパフォームしました。

新興国株は、歴史的に見ても先進国株と比べて割安な水準にあります。私はこれまでも、米国株を軸にしつつ、新興国株を組み合わせるポートフォリオをおすすめしてきましたが、2026年も引き続き新興国株が先進国株を上回るパフォーマンスを示す可能性が高いとみています。2026年はぜひ、新興国株をポートフォリオの一部に加えることを検討してみてください。