【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 48,382.39  △319.10 (1/2)
NASDAQ: 23,235.63  ▼6.36 (1/2)

1.概況

2025年末30日、31日の米国市場は主要3指数が揃って続落となりました。年末とあって市場参加者が少なく買いの動きは限定的となった一方で、利益確定や持ち高調整の売りが優勢となりました。2025年のダウ平均は2024年末比13.0%高となりました。

新年あけて最初の取引となる1月2日の米国市場は高安まちまちとなりました。景気敏感株や半導体セクターに買いが入ったことが市場を支えました。

ダウ平均は42ドル高の48,105ドルと小幅高で取引を開始すると、序盤は下げに転じるなど方向感に欠ける展開となりました。中ごろから小幅高で底堅く推移し、後半にかけて上げ幅を拡大したダウ平均は最終的に319ドル高の48,382ドルで5日ぶりに反発となりました。

S&P500株価指数も12ポイント高の6,858ポイントで同じく5日ぶりに反発となった一方で、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は6ポイント安の23,235ポイントで5日続落となりました。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が上昇しました。エネルギーが2.1%高と大きく上昇し、セクターの上昇率トップとなりました。資本財・サービスが1.9%高、素材が1.5%高となりました。一方で一般消費財・サービスが1%以上下落しました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中16銘柄が上昇しました。ボーイング[BA]が4.9%高で構成銘柄中の上昇率トップとなりました。キャタピラー[CAT]が4.5%高で続き、ゴールドマン・サックス[GS]も4.0%高となりました。一方でソフトウェアのセールスフォース[CRM]が4.3%安となり、マイクロソフト[MSFT]も2.2%安、アマゾン・ドットコム[AMZN]も1.9%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、電気自動車のテスラ[TSLA]が10-12月期の販売台数が市場予想を下回ったことなどが嫌気され2.6%安となりました。一方で、米政権が1月1日より予定していた、家具や食器棚といった木製製品の関税率引き上げを1年間延期すると発表したことから、家具メーカーのRH[RH]が8.0%高と大幅高となりました。またスポーツウェアのアンダーアーマー[UA]はアナリストの投資判断引き上げが買い材料となり、6.4%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比0.03%高い4.19%となりました。3日朝のドル円は156円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

年末年始の米国市場はまちまちとなりました。ただ、ホリデーで市場参加者も少なく、本格始動は今週からと考えられ、利益確定や持ち高調整で引き上げた資金の流入が期待されます。CME日経平均先物は1%以上上昇していることから、大発会の今日は上昇してのスタートが見込まれます。一方で米国がベネズエラのマドゥロ大統領を拘束したことを受け、地政学リスクは意識されやすく、上値は重いと考えられ、後半は膠着しての推移と考えられます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)