【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 48,704.01  △646.26 (12/11)
NASDAQ: 23,593.86  ▼60.30 (12/11)

1.概況

米国市場は高安まちまちとなりました。前日10日に発表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果では0.25%の利下げが決定され、利下げによる景気下支えを意図した買いが優勢となりました。

ダウ平均は25ドル高の48,082ドルと小幅高で取引を開始しました。序盤から好調に上げ幅を拡大したダウ平均は、最高値圏での推移となりました。中ごろからは横ばいでの推移となるも、一時は698ドル高の48,756ドルまで上昇、最終的には646ドル高の48,704ドルと続伸で取引を終え、最高値更新となりました。

ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は60ポイント安の23,593ポイントで3日ぶりに反落、S&P500株価指数は14ポイント安の6,901ポイントで続伸、こちらも最高値を更新し取引を終えました。

2.経済指標等

新規失業保険申請件数は、23万6000件と市場予想(21万9000件)を上回る結果となりました。

3.業種別動向

S&P500の業種別株価指数では、全11業種のうち8業種が上昇しました。素材が2.2%高となりセクターの上昇率トップとなりました。金融が1.8%高、資本財・サービスが1.1%高となりました。一方で3業種が下落し、コミュニケーション・サービス1%安、情報技術が0.6%安、エネルギーが0.4%安となりました。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中21銘柄が上昇しました。アナリストの目標株価と投資判断引き上げを受けたビザ[V]が6.1%高となりました。そのほか、ナイキ[NKE]が3.0%高、ユナイテッドヘルス・グループ[UNH]やアメリカン・エキスプレス[AXP]など計6銘柄が2%台の上昇となりました。一方で9銘柄が下落しコカ・コーラ[KO]が1.6%安、エヌビディア[NVDA]が1.6%安、シスコシステムズ[CSCO]が1.2%安となりました。

ダウ平均構成銘柄以外では、ハイパースケーラーのオラクル[ORCL]が前日の決算発表にて売上高が市場予想を下回ったほか、先行きの設備投資計画を引き上げ、投資拡大による警戒感から10.8%安となりました。アドビ[ADBE]が売上高・調整後の1株利益が市場予想を上回ったことが好感され2.1%高となりました。

5.為替・金利等

長期金利は、前日比横ばいの4.15%となりました。12日朝のドル円は155円台半ばで推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国市場ではダウ平均とS&P500株価指数が揃って最高値を更新となりました。これを受けて、本日の日本市場では買いが優勢でのスタートが見込まれます。また、注目されていた米半導体ブロードコム[AVGO]の決算は売上高と調整後の1株利益が市場予想を上回り、半導体市場の好調さを示したことで、日本の半導体銘柄にも追い風となりそうです。日中の材料にはメジャーSQがあげられます。

(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)