エーティー・アンド・ティー[T]決算:1株利益は0.54ドルで市場予想を上回る

エーティー・アンド・ティーの収益の約70%は携帯通信事業が占めている。米国では第3位の携帯通信事業者であり、ポストペイド契約者7,300万人、プリペイド契約者1,700万人を繋いでいる。企業向け固定通信サービスは収益の約14%を占めており、インターネット接続、プライベートネットワーク、セキュリティ、音声通信、卸売ネットワーク容量などを提供している。

家庭向け固定通信サービスは収益の約12%を占め、主にブロードバンドインターネットの接続サービスを提供しており、1,400万人の顧客を擁する。メキシコでも2,400万人の顧客を有しているが、収益全体への貢献は3%にとどまる。最近では、衛星テレビ事業者DirecTVの持分70%をパートナーであるTPGに売却した。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第3四半期(7-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比1.7%増の307.09億ドル(市場予想は308.62億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.54ドル(市場予想は0.536ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高は予想をやや下回った。調整済みEPSはやや上回った。

テキサス・インストゥルメンツ[TXN]決算:1株利益は1.48ドルで市場予想を下回る

テキサス・インストゥルメンツは、テキサス州のダラスを拠点とするアナログ半導体製造の世界大手である。製品は、音声や電力などのリアルワールド・シグナルを処理するために使用されている。売上高の95%は半導体が占め、残りの5%をいわゆる電卓が占めている。ワイヤレス通信機器やさまざまな電子応用機器に搭載されるプロセッサーやマイクロコントローラーでも大きな市場シェアを有する。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第3四半期(7-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比14%増の47.40億ドル(市場予想は46.50億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.48ドル(市場予想は1.49ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)調整済みEPSは予想を下回った。

今後の株価見通し

当面下値模索の動きが予想される。

アメリカン・エキスプレス[AXP]決算:1株利益は4.14ドルで市場予想を上回る

アメリカン・エキスプレスは、世界約130ヶ国で事業を展開するグローバルな金融機関であり、個人および法人向けにチャージカードやクレジットカードによる決済サービスを提供している。収益率の高い加盟店決済ネットワークも運営しており、事業は米国個人サービス、米国法人サービス、国際カードサービス、グローバル加盟店・ネットワークサービスの4部門で展開されている。決済サービスに加え、法人向けには経費管理ツール、コンサルティングサービス、事業融資なども提供している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第3四半期(7-9月期)実績

★収入(総収入から利払い分を差し引いたもの)・・・前年同期比10.8%増の184.26億ドル(市場予想は180.40億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・4.14ドル(市場予想は3.99ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。

今後の株価見通し

短期的に、375ドルを目指す展開が予想される。

ネットフリックス[NFLX]決算:1株利益は5.87ドルで市場予想を下回る

ネットフリックスのビジネスモデルは他社に比べてシンプルで、ストリーミングサービス事業に特化している。加入者数は全世界で3億人を超え、米国および海外市場全体で最大のテレビ・エンターテインメント加入者数を誇る。中国を除くほぼ全世界の人々と接点を持っていることになる。

従来から定期的なライブ番組やスポーツコンテンツを避け、代わりにエピソード形式のテレビ番組、映画、ドキュメンタリーへのオンデマンドアクセスに注力している。2022年に、広告つきの定額制プランの提供を開始し、これまで収益のほぼすべてを占めてきた定額料金制プランのほかに、広告市場へのエクスポージャーを持つことになった。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第3四半期(7-9月期)実績

★ストリーミング売上高・・・前年同期比16%増の115.1億ドル(市場予想は115.2億ドル)

★1株当たり利益・・・5.87ドル(市場予想は6.94ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を下回った。

今後の株価見通し

下値模索を想定。

GEベルノバ[GEV]決算:1株利益は1.64ドルで市場予想を下回る

GEベルノバは、電力業界における世界的リーダーである。発電、送電、電力変換や蓄電を行う製品およびサービスを提供している。電力、風力、電化の3つの事業部門からなる。電力部門には、送電可能な電力を供給するガス、原子力、水力、蒸気技術が含まれる。風力部門には、陸上および洋上の風力タービンやブレードを含む風力発電技術が含まれる。電化部門には、発電地点から消費地点までの送電、配電、変換、蓄電に必要なグリッドソリューション、電力変換、電化ソフトウェア、太陽光および蓄電ソリューション技術が含まれる。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.

主要項目、第3四半期(7-9月期)実績

★売上高・・・前年同期比12%増の99.69億ドル (市場予想は91.67億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.64ドル(市場予想は1.75ドル)

決算総括

7-9月期(第3四半期)売上高は予想を上回ったが、調整済みEPSは予想を下回った。

今後の株価見通し

下値模索を想定。