テキサス・インストゥルメンツ[TXN]決算:1株利益は1.28ドルで市場予想を上回る
テキサス・インストゥルメンツは、テキサス州のダラスを拠点とするアナログ半導体製造の世界大手である。製品は、音声や電力などのリアルワールド・シグナルを処理するために使用されている。売上高の95%は半導体が占め、残りの5%をいわゆる電卓が占めている。ワイヤレス通信機器やさまざまな電子応用機器に搭載されるプロセッサーやマイクロコントローラーでも大きな市場シェアを有する。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比11%増の40.70億ドル(市場予想は39.10億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.28ドル(市場予想は1.07ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
今後の株価見通し
165ドル超えから、投資タイミングを図ることになろう。
インテューイティブ・サージカル[ISRG]決算:1株利益は1.81ドルで市場予想を上回る
インテューイティブ・サージカルは、最小侵襲手術を支援するためのロボットシステムの開発、製造、販売を手掛ける。また、システムには、計器、使い捨て付属品、および保証サービスも提供される。世界中の病院に8,600台以上のダビンチシステムが設置され、米国では5,000台以上の設備が設置され、新興市場でも設置台数が伸びている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比19%増の22.50億ドル(市場予想は21.90億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.81ドル(市場予想は1.72ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
GEエアロスペース[GE]決算:1株利益は1.49ドルで市場予想を上回る
GEエアロスペースは、CFM合弁事業のパートナーであるSafranとともに、大型航空機エンジンの設計、製造、サービスを手掛ける世界的リーダーである。約70,000基の商用および軍用エンジンという大規模な世界設置ベースを擁し、利益のほとんどを数十年にわたって稼働する機器の定期的なサービス収入から得ている。米国の発明家トーマス・エジソンが設立した会社ともう一社が1892年に合併して誕生したゼネラル・エレクトリック・カンパニーは、2000年のピーク収益が1,300億ドルに達する名高い複合企業となったが、2016年から2024年にかけての家電、金融、ヘルスケア、風力発電事業の分社後、中核の航空事業が残った。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比11%増の90.01億ドル (市場予想は90.49億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.49ドル(市場予想は1.27ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは予想を上回った。
今後の株価見通し
190ドル超えから、220ドルを目指す展開が予想される。
サービスナウ[NOW]決算:1株利益は4.04ドルで市場予想を上回る
サービスナウは、さまざまなビジネス工程を構築し自動化するための製品を備えたクラウド・アプリケーション(ソフトウェア・アズ・ア・サービス/SaaS)を提供する。企業向けのIT機能の開発に特化している。ITサービス管理(ITSM)アプリケーションから事業を始め、IT機能を拡充した後、近年では、自社のワークフロー自動化ロジックを活用し、カスタマー・サービス、人事管理サービス、セキュリティ運営サービスなどITを超えた機能分野へと事業を拡大している。また、アプリケーション開発のためのプラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)も提供している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比19%増の30.90億ドル(市場予想は30.80億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・4.04ドル(市場予想は3.83ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。続く第2四半期のサブスクリプション売上高ガイダンスレンジも予想を上回った。
今後の株価見通し
1050ドルを目指す展開が予想される。
ラム・リサーチ[LRCX]決算:1株利益は1.04ドルで市場予想を上回る
ラム・リサーチは、世界最大級の半導体製造装置メーカーである。半導体上に層を形成し、その後に各層からパターンを選択的に除去する蒸着とエッチングの市場セグメントに特化している。エッチングで市場シェアトップ、蒸着で第2位の市場シェアを持つ。DRAMやNANDチップのメモリーチップメーカーとの取引が多い。台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSMC)[TSM]、サムスン電子、インテル[INTC]、マイクロン・テクノロジー[MU]など世界最大級のチップメーカーを主要顧客としている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
主要項目、第3四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比24%増の47.20億ドル(市場予想は46.40億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.04ドル(市場予想は1.00ドル)
決算総括
1-3月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。続く第4四半期売上高、調整済みEPSガイダンスレンジもともに予想を上回った。