フォード・モーター[F]決算:1株利益は49セントで市場予想を上回る
フォード・モーターは、フォードブランドおよびリンカーンブランドの自動車を製造する。2022年3月、内燃エンジン事業であるFord Blueとバッテリー式電気自動車(BEV)事業であるFord Modelを別々の部門とすると発表したが、どちらもフォード・モーターの下で運営される。市場シェアは米国で約13%、英国で約11%、中国では非連結子会社を含めて2%以下となっている。米国の売上高が2023年の全社収益の約66%を占めた。従業員数は177,000人で、そのうち全米自動車労働組合員は59,000人。ミシガン州ディアボーンに本拠を構える。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第1四半期(1-3月期)実績
★総収入・・・前年同期比2%増の427.8億ドル(市場予想は400億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・49セント(市場予想は42セント)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通期ベースの調整後EBITガイダンスレンジも予想を上回った。
シーゲイト・テクノロジー・ホールディングス[STX]決算:1株利益は33セントで市場予想を上回る
シーゲイト・テクノロジー・ホールディングスは、企業・消費者市場向けデータストレージのためのハードディスクドライブ(HDD)の大手サプライヤーである。同じく垂直統合モデルで事業を展開する主要なライバルであるウエスタン・デジタルと2社で実質的に市場を独占している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比11%減の16.6億ドル(市場予想は16.6億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・33セント(市場予想は29セント)
決算総括
1-3月期(第3四半期)売上高は予想と一致、調整済みEPSは予想を上回った。続く第4四半期の売上高、及び調整済み EPS ガイダンスレンジガイダンスは、両方とも予想を上回った。
サービスナウ[NOW]決算:1株利益は3.41ドルで市場予想を上回る
サービスナウは、さまざまなビジネス工程を構築し自動化するための製品を備えたクラウド・アプリケーション(ソフトウェア・アズ・ア・サービス/SaaS)を提供する。企業向けのIT機能の開発に特化している。ITサービス管理(ITSM)アプリケーションから事業を始め、IT機能を拡充した後、近年では、自社のワークフロー自動化ロジックを活用し、カスタマー・サービス、人事管理サービス、セキュリティ運営サービスなどITを超えた機能分野へと事業を拡大している。また、アプリケーション開発のためのプラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)も提供している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比24%増の26.0億ドル(市場予想は25.8億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・3.41ドル(市場予想は3.16ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。ただし、続く第2四半期、及び通年ベースのサブスクリプション売上高ガイダンスレンジが予想を下回った。
今後の株価見通し
当面底値模索の動きが予想される。
ユナイテッド・レンタルズ[URI]決算:1株利益は9.15ドルで市場予想を上回る
ユナイテッド・レンタルズは、世界最大級の機器レンタル会社である。米国とカナダを中心として事業を展開し、高度に細分化されたレンタル市場でおよそ17%のシェアを有する。一般産業、商業用建設、住宅建設機器の3つの最終市場にサービスを提供している。競合他社と同様に、航空機向け機器や携帯用発電機など、断続的に使用される機器を顧客に提供している。1997年の上場以来、内生的成長に加え数々の買収を繰り返すことで、現在提供している製品(保有する機器の規模は210億ドル)には超長期間でレンタル可能な一連の特殊機器なども含まれる。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比6.1%増の34.9億ドル(市場予想は34.4億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・9.15ドル(市場予想は8.40ドル)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。通期ベースの売上高ガイダンスレンジが予想を上回った。
今後の株価見通し
720ドル超えから、750ドルを目指す展開が予想される。
ボーイング[BA]決算:1株損失は1.13ドルで市場予想を上回る
ボーイングは、航空宇宙および防衛の大手企業である。民間航空機、防衛・宇宙・セキュリティ、グローバル・サービスの3つの部門で事業を展開している。民間航空機部門は、130座席を超える航空機の生産でエアバスと競合している。防衛・宇宙・セキュリティ部門は、軍用機や武器の製造でロッキードやノースロップなどと競合している。グローバル・サービス部門は、航空会社にアフターマーケット・サービスを提供している。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第1四半期(1-3月期)実績
★売上高・・・前年同期比8%減の165.69億ドル (市場予想は162.50億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.13ドルの赤字(市場予想は1.72ドルの赤字)
決算総括
1-3月期(第1四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。2024年1-3月期決算は純損益が3億5,500万ドル(約550億円)の赤字(前年同期は4億2500万ドルの赤字)だった。アラスカ航空機事故を受け、主力小型機「737」の納入機数が減少したことなどが影響した。
今後の株価見通し
当面底値模索の動きが予想される。