暗号資産市場は活況で、金曜日(2月9日)にBTC/JPYは、700万円を超えました。2月13日の0時台では750万円近辺にまで上値を続伸していました。
米国のビットコイン現物ETFの資金フローも順調に推移しており、断続的に数百億ドル規模の資金が流入する日もあります。現状で運用残高の大きいグレースケールのGBTCの資金流出の状況は減速傾向にあります。もしかすると、近々プラスになることも可能性としてあると考えています。その場合、マーケットはさらにサプライズとなり上昇をする可能性があります。
ビットコイン円建てでは史上最高値までもう10%を切ってきている状況ですし、期待が高まる相場が続きそうです。
BTC(ビットコイン)の押し目はどのポイントか
BTC/JPY日足分析から入ります。現物ETF承認後の取引初日につけた高値を大きく上抜けてきました。ちょうど1ヶ月の調整を得て、新高値を更新しにきた格好です。
MACDはまだ上昇を開始したばかりです。ダイバージェンスも出ていません。調整期間を経てさらに上昇が継続しているため、まだまだ高値を更新する可能性もあります。BTC/USDでは現在5万ドル付近で推移しており、これを突破すると、さらに大きく上昇する可能性があるでしょう。
日足レベルではサポートラインが710~715万円にしか引けませんので、参照しにくい部分もありますので、4時間足でもう少し高いラインを見つけていきましょう。
4時間足ベースですと、サポートラインを729-730万円付近に引くことができます。ここはドル建てで49,000ドル付近にあったETFのレジスタンスラインです。
米ドル/円が1ヶ月で大きく上昇してしまっているので、レジサポラインも大きくズレが生じています。よって、今回のサポートは49,000ドル付近、およそ729-730万円が押し目買いのポイントになると考えられます。
注意点としてはMACDの最初のダイバージェンス発生開始でしょうか?BTC/USDの5万ドルとBTC/JPYの750万円と節目が重なりますので、少しだけ揉み合い期間ができそうです。突破してくるならば、また米国時間でしょう。NYオープンはよく上昇しやすいので、短期的なエントリーの場合は、夜の22時~23時の間を狙うというのも1つの選択肢となりそうです。
ETH/JPY、次は43万円台を目指す展開か
ETH、デンクンアップデートのテストネット移行が終了
続いて、ETH/JPY週足チャートを見ていきましょう。ETHは、BTCより数日遅れで年初来高値を更新しました。次のターゲットを見ておきましょう。週足レベルでは43万円台にレジスタンスラインが引けますので、この水準を目先うかがう展開でしょう。ここを突破しますと、50万円と史上最高値である55万円の大台を目指すことになります。
ETHはデンクンアップデートのテストネット移行を終えて、1ヶ月後にメインネットに完全移行する予定です。すでにβ版ではガス代の大幅削減が各プロジェクトで報告があがり始めており、想像通りの展開となってきております。
本日の原稿執筆時においては、BTCよりもETHの方が上昇率に分があると考えられます。デンクンアップデートが上乗せして評価されているように感じられます。
需給が良い方向で逼迫を開始しているため、さらに上値が軽くなるのではないでしょうか。
週足レベルではテクニカル的に過熱感が全くありませんので、個人的にはこちらも好ポイントではないかと考えます。
ETH/JPYの押し目は38万円台
ETH/JPYの日足チャートを参照して、押し目買い水準を探っていきましょう。BTC現物のETF承認後のETH/JPYの高値は39万3000円でした。この水準からの買いエントリーも良いですが余裕をみて、もう1つ下の38万5,000円手前からのサポートラインで追加のエントリーポイントを意識しておくのも良いかもしれません。
よって、38.5万円で買い→43万円台で売りのような形で今週はトレードチャンスを検討していくのもよいと考えます。
今週(2月13日週)は暗号資産において、レバレッジはいつもより高めで短期的に勝負できる期間だと考えています。BTC/USDで5万ドルを突破すると、今後の史上最高値を意識する大きな材料となるでしょう。また、BTC/USDで史上最高値を更新すると、現状の米ドル/円レートでは1000万円を超えることとなります。私自身は、強気で買いトレードを継続していきたいと考えています。