【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 37,306.02  △0.86 (12/18)
NASDAQ: 14,904.81  △90.89 (12/18)

1.概況

米国市場は米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が引き続き相場の支えとなり上昇しました。24ドル高でスタートしたダウ平均は昼前に88ドル高まで上昇した後伸び悩むと取引終盤にマイナスとなりましたが、20ドル安で下げ渋ると持ち直しほぼ横ばいの3,706ドルで取引を終え、わずかに8日続伸となり4日連続で史上最高値を更新しています。また、S&P500株価指数が21ポイント高の4,740ポイントと反発し12月14日付けた年初来高値(4,719ポイント)を更新したほか、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も90ポイント高の14,904ポイントと8日続伸となり7日連続で年初来高値を更新しています。

2.経済指標等

12月の全米住宅建設業協会(NAHB)住宅市場指数は37と前月から上昇しました。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち9業種が上げ、コミュニケーション・サービスが2%近く上昇したほか、生活必需品も1%以上上げています。一方で不動産と公益事業の2業種が下げています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄ではプロクター・アンド・ギャンブル[PG]とウォルマート[WMT]、アメリカン・エキスプレス[AXP]、マクドナルド[MCD]が1%以上上げました。一方でボーイング[BA]とゴールドマン・サックス[GS]、スリーエム[MMM]、インテル[INTC]が1%以上下げています。ダウ平均構成銘柄以外では主力ハイテク株が高く、目標株価の引き上げを受けてネットフリックス[NFLX]が3%近く上げたほか、フェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズ[META]とグーグルの持ち株会社であるアルファベット[GOOGL]、アマゾン・ドット・コム[AMZN]も2%を超える上昇となっています。また、日本製鉄(5401)が141億ドルで買収すると発表した鉄鋼のUSスチール[X]が買収価格にさや寄せする格好で急伸し26%余り上げています。

5.為替・金利等

長期金利は0.02%高い3.93%となりました。ドル円は142円台後半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

本日の日本市場は米国株高を受けて堅調なスタートが予想されます。こうしたなか本日は昼頃に日銀の金融政策決定会合の結果が発表される予定です。現状維持がコンセンサスですが、早期のマイナス金利解除への思惑もここにきて広がっていることから結果を受けてマーケットの反応が注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)